よくいただくご質問に
「高温期は性交渉しないほうがよいですか?」
というものがあります。
妊活を意識するようになってから基礎体温を付けられ、
情報が増えてくるがゆえの、こうした疑問や悩みはよくあるものですよね。
しかし、妊娠しやすい時期、妊娠しにくい時期がわかったことで、逆効果となっていることも少なくないのです。
タイミング法で時期を選ぶ必要はない
諸説ある中で、当院としては、時期を選ぶ必要はなく、どんどんしていただいてよいというのが答えです。
様々な視点から考えての当院なりの答えです。
①日本は性交渉の回数がダントツで少ないという事実
まず、日本は非常に性交渉が少ないことで知られています。
自己タイミングを取られている方でよくあるのは、時期を選んでしまい、
一層回数が少なくなってしまったというものです。
過剰にスケジュールを意識するのは逆効果とも考えられるのです。
②毎日行っている人が最も妊娠率が高いという事実
実際に海外の論文等でも紹介されていますが、
頻度は高ければ高いほど良いという結果は出てきているのも事実です。
③性交渉に必要なのは副交感神経
詳細は、別にカウンセラーの記事でご紹介したいと思いますが、
性交渉に必要なのは自律神経の中でも副交感神経の働きです。
簡単に言うと、リラックスしていている状態が望ましいとされます。
タイミングで時期や目的を意識してしまう事で、男性側は非常にプレッシャーを感じてしまう事があります。
そうなると、性交渉が出来なくなってしまうというケースも少なくないようです。
もちろん、最もできやすいタイミングなどを理解しておくことは大切なことです。
そうした知識を持ちながらも、自然に夫婦生活が持てることは素晴らしいことだと思います。