今回は、40歳を過ぎられてから結婚、すぐに治療を開始されたという方で、
他院での治療がうまくいかずに転院されてきた方からのお手紙です。
治療技術や医師やスタッフとの相性も大切なことですが、
最も大切なのはパートナーの支えなのだと改めて感じさせられるお手紙です。
(以下、原文ママ)
40歳で結婚、すぐにほかの病院で不妊治療をはじめました。
そこでは高齢ということで、体外受精をすすめられ、すぐに治療をしました。
3回採卵し、受精したもののうまく育たなく、やみくもに時間とお金が無くなる・・・
主人と共にあせりやあきらめがつのる日々でした。
私自身、個人的には40代の子供をもつ確率が一けたということや仕事をしながらの治療は、
正直精神的にとてもつらく治療をやめたい気持ちでいっぱいでした。
しかし、主人から「あと一年だけ頑張ろう」ということで励まされ、
京野アートクリニックを受診しました。
初診時にたまたま京野院長との診察でそこでポジティブな言葉や
「一緒に頑張りましょう」
との言葉をいただき、心強い気持ちになったことを覚えています。
治療はスピードが早く的確で、受診してからなんと約6か月で妊娠しました。
京野アートクリニックでは、たった1回の採卵で、たった1回の移植で妊娠・出産できたのは
とてもラッキーとしかいいようがありません。
京野アートクリニックの待合室で、治療され出産された皆様の手紙が待っている間の支えになりました。
特に40代で出産された方の手紙は、自身と重ね合わせながら読んでいました。
妊娠中は喜びというよりかは、日々不安でいっぱいでした。
妊娠初期から出血が続き、切迫流産や高血圧も出てしまい、入院や退院を繰り返してきました。
今年2月、帝王切開で無事男の子を出産し、現在9か月になっています。
不妊治療中は出産できることをイメージしながら通院していました。
今、こうして子育てしている日々まではイメージできませんでしたが、
今は息子の寝顔を見て幸せを感じています。
京野先生はじめ、ほかの先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
(現在、治療されている方々も不安な日々や心がくじけそうになるときもあると思います。
この手記を読んで、少しでも心が晴れれば・・・と思って書きました。)
ーお手紙はここまでー
不妊治療は、成功確率の方が低い治療といわれることもあります。
この方のお手紙にも、「やみくもにお金と時間がなくなる・・・」ということがつづられていますが、
治療方針を決め、ベストを尽くさなければ、そうなってしまうことも多くあるのだと思います。
一人でも多く、一日でも早く。
そのためには、目の前の患者さまひとりひとりにあった治療計画を立て、
ベストな培養環境、看護師やカウンセラーのサポートも用意していますが、
この方のように何よりご主人の支えが一番大切ですね。
これからも一人でも多くの奇跡に立ち会えるように、
スタッフ一同努力を重ねていきたいと思います。
うれしいお手紙を、ありがとうございました。