今回は、妊娠しては流産、という非常に大変な経験を乗り越え、
ご卒業されていった患者さまのお声を紹介いたします。
(以下、原文ママ)
結婚して4年半、夫婦ともに子供を望んでいました。
当時は岩手に住んでおり、結婚2年目にて初めての妊娠、しかし8wでの流産
その半年後には再び妊娠の兆候見られるも卵巣出血との診断で開腹手術、
そしてまた流産。
妊娠できても8w以降まで育つことができず、、、
でも妊娠はできたから、、、
となかなか治療の一歩を踏み出す事が出来ませんでした。
そんな中、主人の仕事の関係で宮城への転勤が決まりました。
その際、職場の友人に京野アートクリニックを紹介されました。
その友人と、友人の友人もこちらで治療し妊娠から出産することができたという話も聞きました。
友人は岩手から通院したということでした。
主人も40歳になり、私も当時34歳、そして結婚して4年半たっているということもあり、
思い切って通院してみようということに。
先生方は自分たちにあった治療の方針を提案してくださり、人工授精から開始、結果からすると6度の挑戦、すべてダメでした。
毎回生理が来るたびに落ち込みました。
ここまで頑張ったのだからと先生からの薦めもあり、体外受精への挑戦。
仕事をしながらの通院、自己注射の痛み、経済的な不安、たくさん悩んだりしましたが、その都度看護師さんたちに優しく声をかけられ、
分からない事や不安なことはたくさん聞いて納得しました。
頑張った甲斐もあり、1度目の体外受精で妊娠、心拍まで確認することができました。
しかし、再び8wでの流産。
心拍まで確認できたのに、、、
本当に本当に落ち込みました。
でも諦めることができませんでした。
幸いにも受精卵がまだ残っていましたので、できる限りやってみようということで、
3度目の挑戦で再び妊娠。
しかし不安が大きく、毎日が恐怖の日々でした。
心拍の確認、そして8wの壁が私たちにはありました。
当日の検診はとても緊張しました。
そして、やっと8wを超え、少しは気持ちも落ち着き、妊娠生活を過ごしました。
妊娠中も出血があったり、つわりがひどく点滴を受けたり、でも検診の度、
小さい心臓を動かすわが子を見て、やっと私たちのもとに来てくれた大切な子、乗り切ることができました。
流産も数回経験し、つらい思いもたくさんしましたが、隣で眠るわが子を見て、本当にあきらめないでよかったと心から思います。
今、治療を頑張っている多くの方に、かわいいわが子を抱ける日が来ますよう心から願っています。
(お手紙はここまで)
本当に多くの体験をされ、この8wの壁がどれほど大きなものであったかを想うと、
乗り越えられたことを心から嬉しく思います。
スタッフはもちろんですが、何より治療に一緒に臨まれたご主人やご家族のサポートもあったのではないかと思います。
患者さまの強く願う想いをカタチに変えられるよう
これからも日々スタッフ一同、治療に望みます。
貴重なお手紙、ありがとうございました!