こんにちは、生殖心理カウンセラーの菅谷典恵です。
今回は、女性向けに、パートナーとのコミュニケーションの取り方についてお伝えしたいと思います。
伝えたはずなのに、わかってもらえた感覚がもてない・・・
「パートナーが気持ちをわかってくれない」
とお感じになることはありませんか?
これはカウンセリングルームにお越しくださる女性の多くがおっしゃることです。
どうしてわかってもらえている感じを持てないかというと、
「受け止めてもらえた感」
が薄いからですよね。
これは、男性の好きな考え方に起因していると考えられます。
男性は解決思考が強いので、
「気持ちをわかってあげる」ということより、
「目の前のパートナーの困りごとを解決してあげたくなってしまう」
からなのです。
こう考えてみると、納得のいくこともありませんか?
男性ならではの責任感の表れでもあるのです。
男女の思考差も影響している
ここで、ひとつアドバイスがあります。
パートナーに、
「ただ聞いてくれるだけでいいから、最後まで何にも言わずに聞いて」
と伝えてから話すことです。
ただ聞いてほしい、ただ聞いてもらって、
「そうなんだ、大変だったね」
「えらかったね」
「がんばったね」
と言ってもらうだけで良いような話の前には、
「解決してほしいわけではなく、聞いてほしい、ただわかってほしい」
と思っていることを伝えておいた方が、パートナーの男性も構えずに聞くことができます。
要は、ニーズが見えるようにしておく、ということが大切です。
女性の希望は、「労ってほしいだけ」ということが多いのです。
男性は論理的な思考が好きなため、言外のニュアンスをくみ取るのが苦手であり、
女性は情緒的な思考が好きであるため、言外にニュアンスを込めてしまう傾向があります。
どちらが間違っているということではなく、
パートナーの持つ特徴を理解して、お互いに理解し合えるような努力を継続することが大切です。
パートナーとのコミュニケーションにもコツが色々あります。
今回お伝えしたのはほんの一部分ですが、カウンセリングではよく登場する話題です。
妊娠・出産後はより多くの協力が必要になるため、
コミュニケーションがもっと重要に、そして複雑にもなります。
今のうちに頑張ってコツをつかんでおきましょう!