ご卒業された患者さまから嬉しいお便りをいただきました。
ご卒業されて1年以上が経ち、現在は育児に奮闘中の方ですが、
きっかけとなったご友人の一言が非常に印象的だなぁと思います。
(以下、原文ママ)
8年の治療を経て2人の女の子(7歳と4歳)を授かった山形の友人が、
不妊に悩んでいた私に
「私が通っていた仙台のクリニックが品川にも開いたから行ってみて。
仕事は一生続けられるけど、子どもはいましかないよ!」
と背中を強く押してくれました。
その約半月後の1月3日に初めてクリニックに行ってから、
4か月後のゴールデンウィークに妊娠判定で良い数字が出ました。
そして、年が明けて1月2日に男児を出産しました。
治療を始めてから満一年で子供を授かるなんて、友だちを始め何年も治療に
苦しみ悩んでこられたご夫婦からすると、なんとありがたいのだろうといつも思います。
クリニックに通っていた4か月は本当に苦しくつらい日々でしたが
同じ思いをしいらっしゃる多くの方の心を知ることができたのは
私にとっては大いに意味があったと思っています。
43歳で出産したので文字通り「一人息子」になりますが、大切に育てながら、
これからもつらい思いをしている方々の気持ちに寄り添えるような人生を送りたいと思います。
先生方を始め、クリニックの皆さま、ありがとうございました。
(お手紙はここまで)
ご年齢のことを考えると、ご本人がおっしゃるように丸一年で妊娠・出産というのは、
本当に素晴らしいことだと思います。
ご友人の方がおっしゃった一言が非常に印象的ですね。
価値観は人それぞれですけれど、医学的に言えることとして、
「不妊治療を始めようと思ったその時が精子も卵子も一番若い。つまり妊娠適齢期である。」
ということだと思います。
悩みがある中で大きな一歩を踏み出されたことで手に入れられた今を大切にしてくださいね。
こうしたお声を一人でも多くの方から頂けるように、努力していきます。
お手紙ありがとうございました。