昨日、3月11日に高輪にて開催された妊活セミナーレポートをお送りいたします。
昨日は天候もよく、すがすがしい一日で、
多くの方にご参加いただき、本当にありがとうございました!
(写真は緊張した面持ちで話す看護師Sさん)
参加者の方の満足度は・・・
当院のセミナーでは参加者の皆さまにアンケートを記載いただいております。
その実績値によると・・・
満足度:94.6%!!!!
(37組に対して、35組が満足と回答)
次回もよりよい会になるよう、スタッフ一同励んで参ります。
休憩時間に行われた自己注射の実演と培養室の実物の紹介
看護師が熱心に自己注射の説明をしています。
やはり、「痛くないですか?」というお声は多くありますよね。
こんな細い針なんだ!という驚きの声も印象的でした。
培養室スタッフからの実機を用いた紹介です。
「髪の毛よりも細いピペット」を見て、驚く方が印象的でした。
サイトなどで紹介されているのは見ても実物を見たことはないという方も多いですからね。
紹介を終えたスタッフも満足げな様子でしたw
「質疑応答」の一部紹介
今回も多くの質問を当日皆さまに記載いただき、
合計20程の質問に、京野理事長よりすべて回答しました。
一部抜粋で見てみましょう。
①人工授精1回しただけですけど、直接体外受精を受けたいです。可能ですか?
回答:可能です。
ステップダウンという方法があり、治療の効率を求めて、確率の高い時期(年齢)に確率の高い治療を行うという
例も少なくありません。もちろん、状況にもよりますので、一度診察にてご相談ください。
②冷えは卵の発育によくないと聞きます。漢方などは有効ですか?
回答:有効だと思います。
当院では漢方外来も行っておりますし、ヨガや鍼灸なども非常によいと思います。
③フーナーテストの結果が良くなかった場合、すぐに人工授精へステップアップしたほうが良いのか?
回答:ステップアップを考えてもよいでしょう。
しかし、詳細の検査結果を見て、内容によっては人工授精ではなく、体外受精(顕微授精)へとステップアップすることも考えます。
④刺激周期と低刺激周期の違い、それぞれのメリット・デメリットは?
回答:まず刺激方法が違うということですから、注射の回数が全く異なります。
低刺激はおおよそ刺激と比べて半分でしょうか。
それによる通院回数や費用負担ももちろん差が付きます。
また、一般的なところで刺激周期で8-10個の卵子が取れるのに対して、
低刺激周期が3-4個というところです。
講演でも話したように、確率論から考えた際には、妊娠に必要な卵子の数というのが割り出されます。
その視点から考えると、刺激周期で多く取ることで1度で済ませることができれば、
最終的には低刺激で複数回行うことと比べて、回数少なく済んでしまうということもあり得ます。
実際には、患者さまの年齢や卵巣予備能を見て決定していくのが流れです。
一部をご紹介させていただきました。
来月は4月8日に開催いたしますので、ぜひご参加ください!
皆さまのご参加を心よりお待ちしております☆
(妊活セミナー担当)