こんにちは、生殖心理カウンセラーの菅谷典恵です。
先日、著名な方の妊娠の報道がありました。
カウンセリングにお越しになる患者様が、その話題について語られることが多いです。
「なんかショックだった」
「ざわざわしてしまい、しばらくぼーっとしてしまった」
「夫に話しても全然ピンと来てない様子だった」
「おめでたいことなのに、お祝いできる心境になれなくてそれもつらい」
「年齢を考えると、授かり婚がうらやましすぎる」
ニュースを見たり読んだりした感想は、このような感じですよね。
このように思えて当然です。
良い意味ばかりでとらえることができないのは、何も悪いことではないと思います。
しかし、少し視点を変えてみると、
・うらやましいけれど、ご本人たちの置かれた環境は意外に過酷なのではないか。
・あの人が妊娠したからといって、私の妊娠に影響があるわけではない。
などとも見えてきます。
ご自分が素直に感じる気持ちを、そのまま受け止めてあげて良いと思います。
ショックなのは当然ですが、今のご自分がそう感じるのは当たり前です。
そして、このジャンルの話題は、ご夫婦間で共有しにくいものなのです。
男性は「人は人でしょ」と考えることが多く、この話をするとまるで自分がひどい人のように感じられることもあります。
(ここにも男女の思考の差は出てきます。違いであって、良し悪しではありません。)
したがって、この話題はご家庭内ではなく、カウンセリングルームにお持ちください。
思っていることを話すことによって気持ちに整理になり、気分がとてもすっきりします。
ご自分にもぜひ優しい気持ちで接してあげましょう。