当院で不妊治療を受けられ、無事後出産され、卒業された方から頂いたお手紙を紹介します。
今回の患者さんは7年という長期間、治療を続けてこられた方で、たくさんの不安と闘いながら、
治療を続け、38歳のとき、卒業することができました。
(以下、原文ママ)
正直、本当に子供が授かるのか。半信半疑で治療をしていました。
一人で戦っているような気がして、周りに情報交換する相手もいなくてつらかったです。
そんな矢先に妊娠がわかりました。
初めは信じられず不安でした。
出血もあり、不安で仕方ありませんでした。
心拍の確認をしても、エコーで見ても生まれるまでは心配でした。
胎動を感じても、初めての感覚でなかなか慣れませんでした。
産まれても心配事はたくさんあります。
親になるということはこういうことなんですね・
妊娠から出産までの阿字観、幸せな時間を過ごして、不安、心配な時間を過ごして、
メンタルを強くする練習を経て、親になるんでしょうね。
子供はとても愛おしいです。できることならたくさん子供が欲しいです。
(お手紙はここまで)
不妊ということ自体がだれにでも打ち明けられる問題ではなく、
どこかにこれという明確なコミュニティがあるわけでもありません。
すべてのご夫婦の足並みがそろっているわけでもないでしょう。
私たちはこうした医療にかかわる専門家として、身体だけでなく、心のケアまでを徹底し、
患者さんが一人と感じることが出来るだけ無いようにしていきたいと思います。
素敵なお手紙をありがとうございました。