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BMIと妊娠転帰

健康な体作りは妊娠に向けて患者さんご自身ができる立派な治療法です。

これまでBMIについては、以下のような紹介をしていますので、

ご確認ください。

妊娠とBMIについて ~アジア人女性の肥満と妊娠までの期間との関連性~

BMIと精液検査の結果について(中国からの報告)

子宮内膜症とBMIの関係

今回は、BMIと妊娠転帰の関係についての論文を紹介します。

 

BMIと妊娠転帰の関係について


今回紹介する論文は以下のものです。

Extremities of body mass index and their association with pregnancy outcomes in women undergoing in vitro fertilization in the United States

Kawwass JF et al.,

Fertil Steril. 2016 Dec;106(7):1742-1750

こちらの論文は2008年から2013年の間にアメリカで体外受精を行った女性のBMI値と妊娠転帰の関係をNASS(アメリカの国家的ART監視システム)に登録された膨大なデータを用いて調べたものです

調査の結果、妊娠転帰に最も良い結果をもたらしたのは標準体重の女性です。

標準体重のなかでも特にBMI値19.0 kg/m2~22.9 kg/m2の女性で妊娠率が46.1~46.3%と高くなっていました。

低体重状態では標準体重と比べて妊娠率・出生率の低下がみられ、低出生体重児・早産のリスクの増加との関係が示唆されています。

肥満状態では妊娠率・出生率の低下、低出生体重児・早産・流産リスクの上昇など、ほぼ全ての結果で悪影響を及ぼしていることがわかりました。

特にBMI値が40.0 kg/m2以上では妊娠率が38.8%まで低下がみられています。

以上の事から、低体重や肥満など極端なBMI値は体外受精を受けている女性の産科転帰に大きく影響を与えているといえるでしょう。

当院ではBMI値17 kg/m2未満、および30 kg/m2以上の方には栄養指導などを通して健康的な体重を目指すためのお手伝いをご提案させて頂く場合があります。

健康な体作りをして、一緒に妊娠へ向けたお手伝いができればと思います。

妊活ノート編集部

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