こんにちは、生殖心理カウンセラーの菅谷典恵です。
今回は、妊娠判定の結果が陽性になった場合の心理について考えてみたいと思います。
意外にも
「想像していたより喜べなかったです」
というお声が多いので、イメージトレーニングをしてみましょう。
判定の日、おそるおそる医師からの報告を聞くと、
「おめでとうございます。妊娠反応出てますねー。
hCGは○○ですね。予定日は〇月〇日です。
まだ赤ちゃんは見えないので来週またお越しください。」
うれしいですね。ぜひ聞きたい報告です。
はずむような気持ちでクリニックを出ますが、桜坂を下りながらいろいろなことが思いめぐらされてきます。
これはほんの一部分です。
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会社の人とか親とかに、いつ伝えたら良いんだろう?
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そもそも伝えた方が良いのか、伝えない方が良いのか?
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安定期っていつから?流産の危険ていつまであるんだろう?
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走っていいのだろうか?帰りの電車も立ちっぱなしでもいいのか?各駅停車で座って帰った方がよいのか?
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晩ご飯はどうしよう?つわりっていつから始まるのかな、仕事行けるのかな?
気になることがたくさんあって大変ですね。
ほかにも、出産する病院選び、里帰りするかしないか、出生前診断はした方が良いのか?
など心配はキリがありません。
そして、この心境はほかの人と共有しにくい面があります。
治療中の方ともお腹が大きくなってきた方とも微妙に立ち位置が異なりますよね。
誰にも伝えにくい、でも常に不安が付きまとう、といった心理状態です。
カウンセリングでは判定後のご相談も多いです。
特に体外受精の方は、妊娠判定後30日以内に一度カウンセリングを無料でご利用いただけます。
(高輪クリニック限定)
陽性でも陰性でも同様です。
どちらの結果がでても心理的な負担は大きいものです。
こころの中の思いを話して確認することで、その後の一歩を確実にしていただければと思います。お気軽にお越しください。