本日は2019年初seminarが高輪院で実施されました。
当院におかかりになる前の患者さんを対象とした
比較的初歩的な内容をお話ししているセミナーです。
当院では、2018年に日本産科婦人科学会認定の着床前診断実施施設となりましたが、
これから日本でも様々な検査が実施できるようになっていくのではないかと考えられています。
ただすべての医療機関が実施できるわけではなく、およそ100施設に限られると考えられています。
日本は世界でも最も多いクリニックがあり、600施設あるといわれます。
そうなると、最新の検査は80%のクリニックで受けられないということになります。
一方で、最新の検査さえ受けられれば、なんでもありというわけではなく、
患者さんの立場から考えれば、仕事と治療の両立ということは必須になるため、
患者さん側から見ると、どのような視点で病院選定をすればよいのかはますます難しくなると思います。
当院では
高い妊娠率・出産率にこだわり
患者さんの立場での通いやすいクリニックづくりを通じて、
一人でも多くの方にお選びいただけるように努力してまいります。
今回のセミナーでいただいた質問内容について、
一部を共有させていただきます。
Q1:検査から受けたいと考えているが、どのような日程でくればいいか?
A:理想的には月経開始3日目くらいから来ていただくと、順々に一通りの検査を4日程ほどで行うことができます。
ただ、必ずしもそうでなければならないわけではなく、治療方針についても患者さんのご希望もあるので、
まずは来れるときに来てもらってお話をするところからでも構いません。
Q2:資料はもらえないのですか?
A:患者さん用の治療説明用の資料やホームページでも紹介しています。
最新の治療集計データなどはまだ公開していないものも一部あります。
Q3:転院する場合は初めからやり直しか?
A:そのようなことはなく、治療も検査も引き継いでいくのが基本的な考え方です。
紹介状も必ずなければならないということではありません。
Q4:ステップアップのタイミングは提示してもらえるのですか?
A:アドバイスはさまざまにさせていただきますが、やはりご夫婦でのご意見を尊重していますので
提供した情報をもとにご夫婦での考えをお伝えいただければと思います。
一般的には不妊期間や不妊原因、治療実施の回数などを考慮してアドバイスしています。
いかがでしょうか。
不妊治療や妊活は「始め方」がとても重要なように思います。
正しい情報をもとにご夫婦で納得のいく方針をお持ちいただけるように今後も支援していければと思います。