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子宮内膜掻把(スクラッチ)の有効性について

子宮内膜掻把は当院では、反復不成功の患者さんに行われますが、

クリニックによっては積極的に推奨している施設もあります。

患者さんのお気持ちとしては、妊娠する可能性が高まるのであれば、

初回からでもやってほしいというお声も頂くことがありますが、

今回は初回、2回目の体外受精の際に内膜掻把が有効であるかどうかについて、

発表されている研究を紹介します。

 

初めて、2回目の体外受精時の子宮内膜掻把の有効性について


今回紹介するのは以下の論文です。

Decrease in pregnancy rate after endometrial scratch in women undergoing a first or second in vitro fertilization. A multicenter randomized controlled trial

Human Reproduction, 29 November 2018、dey334,

Sandrine Frantz

この研究では、反復不成功ではなく、初回2回目の体外受精・顕微授精実施時に、

子宮内膜掻把を行うことは有効であるかどうかを検証するために行われたランダム化比較試験です。

スクラッチを行うグループとそうでないグループにランダムに割付を行い、

卵巣刺激に先立つサイクルの20日目と24日目の間に局所スクラッチを実施しています。

卵巣刺激は、OCTを行わず、アゴニスト法、あるいはアンタゴニスト法にて実施されました。

実施群:68名が胚移植を行い、16名が妊娠(23.5%)

未実施群:64名が胚移植を行い、23名が妊娠(35.9%)

という結果になり、研究が中断されています。

 

このプロトコルでの初回・2回目の内膜スクラッチは有効でないことがわかります。

また、子宮内膜スクラッチは、80%の方が痛みを感じています。

そういった侵襲という観点を考えても、やみくもに実施するべきではないと考えられます。

 

妊活ノート編集部

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