本日は高輪院でのIVF説明会が開催されました。
今回は住吉先生をお招きして、
従来の説明会に、妊娠に向けた身体づくりの要素を加えて
お話させていただきました。
秋晴れでとても行楽日和でしたが、
多くの方にお越しいただくことができました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
体外受精に臨むにあたって、心と情報の整理の大切さを話すカウンセラーの菅谷
妊娠に向けた身体づくり、ARTと漢方について話す住吉先生
今回はカップルでご参加いただく方がとても多く、男性不妊への漢方についても講演していただきました。
特に男性から上がる質問内容として以下のものを紹介していただきました。
Q.多く寄せられるご質問内容は?
A.運動率の改善・精液量の増加・精子濃度の増加・奇形率の改善・勃起障害
Q.服用時期の目安は?
A.採精の70日前から
Q.効果の出やすい体質は?
A.陽虚体質(男性の冷え性の方、最近増えている)と、痰湿体質(溜め込み体質の方。食べ過ぎとか、ストレスも溜め込んでる方)
また、本日の質疑応答についても一部紹介できればと思います。
Q1)卵巣刺激をするのと自然周期をするのでは、卵巣過剰刺激症候群以外に違い(デメリット)があるのか?
A:当院では、個々人の卵巣予備能力やご希望に応じて、テーラーメイドの卵巣刺激をしています。
妊娠率という観点で見れば、やはり卵子が多く得られた時が最も妊娠率は高まるのは、日本でももちろん諸外国でも同じ結果が得られています、
また、当院では卵巣刺激を行うことによるデメリット、例えば閉経が早まる、卵巣がんになる可能性が高まるということについては、
影響がないものとして考えております。
もちろん、身体に合わない、希望していないのに卵巣刺激をするようなことはありません。
Q2)IVMについて教えてください。
A:IVM(未成熟卵子の成熟体外培養)については、以下で紹介しています。
今月よりプロトコル、料金体系を改めているので、以下から確認ください。
Q3)着床不全の検査について
当院では着床不全の検査と、最適な受精卵を得るための環境づくりと両方にちからを入れていますが、
間違いなく言えるのは、受精卵側はたぶんに年齢の影響を受けるということです。
極端な例では、70歳の女性が若い女性の卵子提供を受けて、出産されたなんていうニュースもあり、
子宮内膜側は年齢との関係性が低いとされています。
そのため、着床側の検査をするにしても、しっかり受精卵を確保してからの対応となります。
そのうえで、ERA、子宮内フローラ、慢性子宮内膜炎、Th1:Th2、ビタミンD、甲状腺異常などの諸検査を行っていきます。
次回は12月1日に開催を予定しており、
鍼灸治療をご担当いただいているアキュラ鍼灸院の徐先生にご講演いただく予定となります。
ご参加希望の方はぜひお申込みください。
今回印象的だった点について、いくつか紹介させていただきます。