今回は、若年ではありましたが、
男性不妊で当院にかかられたかたで、無事に卒業された方からのお手紙を紹介しています。
(以下、原文ママ)
夫婦ともに20代にも拘わらず、結婚して1年経っても妊娠しなかったため、
近所の産婦人科を受診したところ、男性不妊が発覚しました。
体外受精でないと厳しいと言われましたが、夫婦ともに若いし何とかなるのではと思い、
泌尿器科に通ったり、漢方を悩んだりできることは何でも試したが、一度も陽性反応も見ること4年の月日が流れ、
後から結婚して友人たちは2人目を出産してしていきました。
夫婦で話し合い、いつまで治療するのか上限を決め、それでダメだったら2人で楽しく生きていこうと
こちらで治療を開始したところ、何と一度の採卵、移植で妊娠しました。
夫婦の絆さえしっかりしていれば、子供がいなくても楽しく生きていけると思います。
しかし、子供はこれまでの人生で見たことのない景色を見せてくれました。
子供を望むすべての人が赤ちゃんを授かれますように。
(お手紙はここまで)
妊活は夫婦そろってが成功のコツ
と当院では患者さんにお伝えしています。
従来の標準的な考えでは、女性が治療を進めていくもの、という考えが強いですが、
そこにいち早く男性がかかわることが大切ということです。
精神的な意味合いも少なくありませんが、
何より男性がかかわる不妊要因が50%近くあるということ、
検査自体は容易でもあります。
そして、男性不妊がある場合の治療成績はとても高く、
それは男性不妊が早く発覚した場合、奥さまの年齢も若いことが多いためです。
妊活に取り組むのなら、夫婦そろってが成功のコツ、です。
貴重なお手紙をありがとうございました。
卒業おめでとうございます!