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重慶ART Conferenceに参加して

2018年9月13-17日、第20回 重慶ART Conferenceに参加してまいりました。

重慶は中国の内陸部に位置し、日本から飛行機で約6-7時間、人口 3,300万人の大都市です。

9月14日に30分ほど、ERA(子宮内膜受容能力検査)/子宮内フローラと着床について講演しました。

子宮内膜受容能検査(ERA)とは

中国は1988年にはじめて体外受精に成功し(日本:1983年)、

現在では年間に75万周期(日本:25万周期)採卵が行われています。

中国で体外受精が成功してから30年目、20回目の大会とあって、中国全土から医師・培養師が参加し、大盛況でした。

 

ドイツ、英国、オーストラリア、米国からも著名人が講演し、最先端の生殖医療を学ぶことができました。

世界は胚に関してPGT-Aとタイムラプスを駆使、AIも活用して良い成績をあげています。

中国も生殖医療の分野でも驚くべき進歩をとげており、ヨーロッパ生殖医学会、米国生殖医学界会でも多くの中国人が活躍しています。

今回、久々に中国を訪問して、とても刺激を受けてまいりました。

大会長の黄先生は1999年からこの会を開始されています。

2018年8月から3年間、中国生殖医学会CSRMの会長として、中国の生殖医学をleadされることでしょう。

食事は隣の四川省同様、担々麺、麻婆豆腐、火鍋が有名です。

最終日に病院2施設を見学させていただきました。

来年の今ころ、新病院ができると聞き、再開を約束してきました。

学会後、関係者の方にパンダ研究基地に連れていっていただきました。

その時のパンダの写真を紹介します。

 

 

妊活ノート編集部

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妊活ノート編集部です。医療現場での当たり前を、より分かりやすい情報としてお届けします。正しい知識を得ることで、一日でも早い治療卒業のサポートをしたいと考えています。

京野 廣一

京野 廣一

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京野アートクリニック(仙台、高輪) 理事長
1978年に福島県立医科大学を卒業し、東北大学医学部産科婦人科学教室入局。1983年、チームの一員として日本初の体外受精による妊娠出産に成功。1995年7月にレディースクリニック京野(大崎市)、2007年3月に京野アートクリニック(仙台市)を開院し、2012年10月に京野アートクリニック高輪(東京都港区)を開院いいたしました。

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