当院で治療して、卒業された患者さまからのお手紙を紹介しています。
思いが通じる、ってことがあるように感じることってありますよね。
今回の患者さんは、自分自身が望む治療で妊娠・出産を迎えられました。
(以下、原文ママ)
2度目の採卵、4度目の受精卵移植で着床、妊娠しました。
2度目の顕微授精では、高倍率で見える顕微鏡で授精していただいたためか、
桑実胚まで育つ卵もあって、最終的に凍結した胚で妊娠に至りました。
移植は薬で排卵期をコントロールしましたが、
自然な生理周期と2日程程ずれるため、
「大丈夫かな?」
と不安になりましたが、医師の話では薬でちゃんと調節するので大丈夫とのことでした。
最後の一つの凍結胚は、勝手をお願いして薬を使わず自然周期で移植をお願いしたところ、
これが着床しました。
確率もあるので何が良いのかはわかりませんが、私にとっては自然周期の移植が良かったと信じています。
ともあれ、高齢出産だったにも拘わらず、今のところ特に異常がなく成長してくれている
我が娘に家族みんなが喜んでいます
(お手紙はここまで)
患者さんが仰る通り、確率は最も確実なエビデンスですが、
100%という確率が存在しない以上、患者さん本人のご希望はお聞きできればと思います。
エビデンスに基づいて、思いを通わせて、患者さんの卒業をサポートできればと思います。
素敵なお手紙を有難うございます。