当院で治療をされ、卒業されていかれた患者さまからのお手紙を紹介しています。
仙台院には全国から患者さまが来られますが、土地柄もあって、転勤がきっかけで来られるという方も
少なくありません。
今回はそうしたお仕事のきっかけで来られ、治療を開始し、卒業された方のお手紙です。
(以下、原文ママ)
治療年数が2年を過ぎたころ、主人の転勤で仙台に引っ越してきました。
全く知らない土地でしたので、色々と不安の中、京野アートクリニックに通うことを決め、
なんと1回の採卵・移植で妊娠に至りました。
以前の病院で採卵4回、移植4回の経験をして、すべて陰性の結果でしたので、
とても信じられないような気持ちでした。
治療中は陰性の結果が出るたびに先の見えない不安に押しつぶされそうでした。
年齢的にも少しでも早くと焦るばかりで、毎日治療のことを考えていました。
しかし、我が子に会えた今は嘘のように苦しかったことを忘れています。
今は無事に出産も終え、元気な娘と毎日育児に奮闘中です。
最近は笑顔も増え、日々成長を感じられて、娘に会えたことを本当に幸せに思っています。
(お手紙はここまで)
知らない土地、という大きな変化は実は精神的にとても大きなストレスだと言われています。
それまでの日常からの変化の大きさがストレスにつながると考えられていますので、
嬉しいことであっても心に負担がかかることはあるそうです。
妊娠する確率はもともとがそんなに高くないということもあり、
なんで?というタイミングで、妊娠が起こることもしばしばです。
この方のように、転院したばかりでという方もいらっしゃれば、
初めの体外受精でという方も、体外受精やめたらタイミングでという方もいらっしゃって、
すべてコントロールできるものではありません。
だからこそ、
今が一番卵子の数が多く、卵子の質が一番高い=妊娠適齢期
と考え、目の前の治療にベストを尽くすことで、一人でも多くの方が妊娠されればと願っています。
素敵なお手紙をありがとうございました!