当院で治療され、卒業されていった方からのお手紙を紹介しています。
今回は、4年間にわたって治療を継続されていた方です。
1回の採卵でとれる卵子の数が少なく、合計12回の採卵をされ、
ついに妊娠・卒業されていかれました。
(以下、原文ママ)
元気な女の子が生まれました。
この子に会うための治療は長くて、辛くて泣いた日もありました。
仕事をしながらの治療でしたので、年休、その他いろいろな心配事もあったかと思います。
京野アートクリニックには4年間通いました。
私は1回の採卵数が少なく、顕微授精を行った後、胚盤胞まで育ってくれる受精卵にはなかなか会えませんでした。
何度も挑戦し、12回目の採卵、顕微授精で2つの胚盤胞を凍結できました。
胚のグレードは2つとも4BCで着床率があまりよくないと聞いておりましたが、
後日、体調の良い時期に移植したところ、妊娠判定で陽性が出て、主人と大喜びしました。
4年間、先生、看護師さん、スタッフの皆さんに本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
(お手紙はここまで)
4年間というと、その方の人生の10%近い割合を示します。
できることなら短い期間で終えられるようにと願っていますが、
治療を続けようと前を向く患者さんの思いに応えられるように、
これからも寄り添って、チーム医療を提供したいと心から思います。
素敵なお手紙をありがとうございました。