基礎知識

小児期の体重の管理と将来の不妊症との関係

不妊症は病気なのか?ということについての議論は尽きません。

ただ、男性において、年々精子の力が減少しているといったニュースや、

合計特殊出生率の低下のニュースは後を絶ちません。

 

生活習慣やライフスタイルの変化が、不妊症を引き起こしている可能性もあります。

今回は、小児期の肥満や痩せが不妊症と関係するのかについて紹介しています。

 

小児期の肥満や痩せが将来の不妊症と関係している


今回は25年間の期間を経ての追跡研究を紹介したいと思います。

Association of childhood obesity with female infertility in adulthood: a 25-year follow-up study

Ye He et al.,

Fertil Steril。2018 Sep; 110(4):596-604

 

今回の研究では、1985年に診察を行った7-15歳の合計1,544人の女の子をフォローアップして、

アンケートが得られた方々について比較研究をしたというものです。

 

この研究では、小児期の肥満が不妊症となるリスクを通常の方の2.94倍にする可能性があることが示唆されています。

 

今後、さらに具体的な小児期の食生活や運動などの面が多岐にわたって調べられていくことが求められます。

痩せについては、詳細には触れられていませが、

日本やアジアにおいては、例えばPCOSについても、肥満というよりも痩せの方が対象になることが多いこともあり、

過剰に体重が少ないということが、健康に与える影響は小さくないのではないでしょうか。

 

小児期のころから食生活には気を付けたほうが良いですし、大人になっても子供でも、

健康的な食事や運動、睡眠という昔ながらの当り前は健康、そして妊娠につながっていくのではないでしょうか。

 

妊活ノート編集部

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