コラム

生殖心理カウンセリングコラム:芸能人の方々の妊娠や出産報道に動揺する気持ちについて

こんにちは、生殖心理カウンセラーの菅谷典恵です。

今回は

「芸能人の方々の妊娠や出産報道に動揺する気持ちについて」

考えてみたいと思います。

 

確かに間違いなくショックです。

面識もない人の妊娠なのに、思いの外大きな心理的ダメージを受けることがあります。

その手のニュースを知りたくないから遠ざけるようにしていても、無防備な状態でネットが飛び込んでくることもあり、付き合い方が難しい問題です。

逆に励ましの意味を持つこともあります。

あの人が妊娠できたのだから、私もできるかも!ということも少なくありません。

しかし、マイナスのインパクトの方が大きいことは確かだと思います。

なぜ動揺してしまうのでしょうか?

ここでよく考えてみましょう。

まずこの動揺がなぜ起こるかというと、

「自分が望んでいるものを、ほかの人が手に入れてしまったことへの、落胆・羨望・憧憬・嫌悪などの感情が入り混じるため」

だと思います。

これは、ある部分で自分と相手を同じステージに乗せて考えるために起きる現象です。

「あの人は妊娠するのに、なぜ自分は妊娠しないのか?」

という心境になるわけです。

しかし、同じステージに乗せて考えるのは少し違うような気がしませんか?

別の人間だからです。

ほかの人が妊娠してもしなくても、自分の妊娠には影響がありません。

あの人が妊娠してしまったから、自分の妊娠の可能性が減らされてしまった、ということでもありません。

皆さま頭ではよくわかっていることですよね。

しかし、たまにそんな風に考えて苦しくなってしまうのが、妊活中の女性の心理です。

また、心理的な距離の近さに比例して嫉妬心は強くなるものです。

長年のファンであったり、熱心にブログを読んでいた芸能人の方々に対しての動揺の方が大きくなる、ということがいえます。

動揺してしまったときには、

「自分が今、このような気持ちに襲われるのは当然。

でも、彼女の妊娠は私の妊娠の可能性には何も影響しないので、淡々と自分の妊活を頑張ろう!」

と、ご自分に言ってあげてください。

また、ほかの人と比較して落ち込むのは女性特有のもので、多くの男性にはいまいち理解してもらえません。

話してすっきりしたいときには、私に話しにいらしてください。

いつでもお待ちしています。

妊活ノート編集部

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妊活ノート編集部です。医療現場での当たり前を、より分かりやすい情報としてお届けします。正しい知識を得ることで、一日でも早い治療卒業のサポートをしたいと考えています。

菅谷典恵

菅谷典恵

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臨床心理士、生殖心理カウンセラー、がん・生殖医療専門心理士
京野アートクリニック(仙台、高輪)にて生殖心理カウンセリングを担当。
治療のことはもちろん、仕事と治療の両立、ご夫婦の考えの温度差、あらゆる人間関係など、どのようなご相談でもお受けしています。
治療もプライベートも快適に過ごすためのサポートとなるようなカウンセリングを目指しています。

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