Happy Letters

Happy Letters vol.102 卒業された患者さま(38歳)からのお手紙

卒業された患者さまからのお手紙を紹介しています。

これで最後と決めたときに授かったというお話は意外と多いですが、

今回の方もそうしたきっかけの中で授かられ、卒業されていきました。

(以下、原文ママ)

36歳の時に、治療を開始しました。

4回の人工授精は失敗に終わってしまい、年齢のことを考えてすぐに

体外受精にステップアップすることにしました。

採卵は痛くて、本当につらかったのを覚えています。

1回目は4個採れて、確か2個受精卵まで育ち、すぐ移植しましたが、結果はダメでした。

 

すぐ3か月にまた誘発して、採卵に挑みました。

次は9個も採れたので、育った5個すべてを凍結保存しました。

そして、またすぐに移植。

ここまでたった半年(治療を始めて)でしたが、

少し心も体も疲れてしまっていたので、今回失敗したら3.4カ月くらい休んで

また移植に挑戦しようと思っていました。

ですが、結果は陽性で、すごくうれしかったのですが、

本当に?

と半信半疑でした。

実感がなく、心拍が確認されても心配でしょうがありませんでした。

安定期にはいってお腹が大きくなってから、赤ちゃんがいるという実感がわいてきました。

病院での妊婦検診は毎回ドキドキとワクワクでした。

出産は40週3日目。

18時間の陣痛に耐えて、無事かわいい男の子に会えました。

現在1歳5か月でやんちゃ盛りで毎日へとへとですが、

この子に会うために治療を頑張って本当によかったと思っています。

(お手紙はここまで)

不妊治療の時間の経過は色合いとして失敗の連続という側面があります。

期待していなかった月経が来てリセットされるたびに、1カ月の努力が水の泡となり、

十分に悲しむ間もなく、次の治療周期が開始してしまうという点も多いに関係していると思います。

 

1日でも早くご卒業いただくことは、それくらい重要なことです。

ご卒業いただけて、心から嬉しく思います。

素敵なお手紙をありがとうございました!

 

妊活ノート編集部

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