昨日は高輪院での妊活セミナーでした。
昨日はとても過ごしやすく、お出かけにはぴったりの一日でしたが、
そのような中、会場は満員となりました!
多くの方にご参加いただき、うれしく思います。
ご参加いただいた皆様、有難うございました!!
毎回、ご意見をいただきながら、バージョンアップを続ける
生殖心理カウンセラーの菅谷からのお話では、
今回は採卵後や移植後の話をお話しました。
理事長 京野の講演の後は質疑応答があり、
体外受精に用いる機器の展示や自己注射の説明をさせていただきました。
(自己注射指導の準備をするN看護師さん)
今回も多くの方から質問が飛び交う活発な会となりました。
質問と回答の一部を共有したいと思います。
Q1.間違って他の人の受精卵を戻すことはありますか?
A:四国でそういう事件がありましたが、当院ではまずありません。
1回に、1人の培養士が部屋で一人っきりで、1組の卵を扱います。
そうしたことを防止するために、様々なフローや設備があり、
その他外部機関を用いた監査を毎年行っていたり、
当院では仙台院と高輪院がありますので、拠点同士での監査を行ったりなど、
常に厳しいレベルが維持されるようにしています。
Q2.卵巣刺激の注射の副作用はありますか?
A:卵巣過剰刺激症候群になり得ます。
ひどくなると血栓症になります。
そのため凍結胚を使用し、移植は別日にするのをお勧めします。(これを全胚凍結といいます。)
以下参照にしてください。
Q3.自己注射は絶対か。
A:そうすることで、4回くらいクリニックに来てくれればよいという負担の少なさになっています。
ご希望があればすべて注射することができないわけではありませんが、その場合待ち時間も非常に長いですし、
費用も高くつくので勧めていません。99%以上の方が怖がりながらも、意外とできる、簡単じゃんとできるようになります。
Q4.人気のクリニックだと初診の予約は1か月先まで取れないと聞きますが、どうですか?
A:そんなことないと思いますよ。当院では、土日も診察していますので、速やかにご予約いただけます。
Q5.男性の治療ってどんなことありますか?
A:精索静脈瘤の治療や、無精子症の場合はTESEという精巣から精子を採ってくる手術があります。
その他はED治療とかも実施しています。
Q6.卵を15個とは子供1人欲しいなら15個という意味ですか?2,3人欲しいなら15個という意味ですか?
A:あくまでも1人お子さんを得るための基準値です。若ければ少ない数ですみます。40歳なら40個必要です。
Q7.クロミッドだけでは卵胞は育たないのですか?
A:人によります。昔はそもそもクロミッドだけだったので、やれなくはないと思いますが、
クロミッドの副作用によって内膜が薄くなるという方もいらっしゃいますので、
何度かチャレンジしてうまくいかなければ、お薬を変えるなどの選択肢があってもいいと思います。
いかがでしたでしょうか。
次回は9月22日の合同セミナーです。
いつも以上にいろいろなことが体験・学習できると思いますので、
お気軽にご参加ください!!