先日は高輪院での妊活セミナーが行われました。
「災害」と認定されるほどの猛暑日の中、
お越しくださいました皆様、有難うございました。
前回から開始した泌尿器科の田井先生による
「不妊治療で男性外来は行くべきなのかどうか」
というテーマは15分ほどの講演ですが、非常に中身が濃く、そのあとも男性から様々な質問が寄せられました。
今回いただいた質問を以下にいくつか紹介したいと思います。
Q1:パートナーが関西にいるが医療機関との連携が可能か
A:可能です。当院はJISARTに所属しているため、JISART所属の医療機関であることが望ましいです。
関西ではIVFジャパングループや英ウィメンズクリニックなどがあります。
Q2:先生は毎回同じですか?
A:その日に勤務している先生ということになるので、毎回同じではありません。
ただ、当院では常勤医が3名在籍しており、必ず1人は勤務しています。
診察基準を統一できるように、毎日症例検討会というものを行って、
判断や手技などに著しい差はないようにしていますので、ご安心ください。
Q3:はじめは二人そろって受診しなければいけないか?
A:理想的なのは、二人そろって受診いただくことです。
そのほうが治療方針がぶれないからです。
ただ、例えば、パートナーが少し協力的でなくて、ということだったり、予定が立ちにくくてということであれば、
まずはどちらかのみの受診ということでも対応はもちろん可能です。
Q4:男性で日常的に気を付けたほうが良いことはあるか
A:一番は禁欲しすぎないこと。溜めすぎはダメです。
筋肉と一緒で日々使用しないと質も下がっていくということがあります。
実際に、長期間パイプカットしていた方がもどして精子を使おうと思ったら、
ものすごく質が低下していたという例もあります。
不妊期間中はできるだけ毎日射精するくらいのつもりでいていただいたほうが良いです。
また、精子は活性酸素に弱いので、抗酸化作用の強いコエンザイムQ10などのサプリメントは有効です。
禁欲期間については、以下でも紹介していますので、参考にしてください。
いかがでしたでしょうか。
すべては紹介できませんが、こうして毎回多くの質問が寄せられます。
次回は8月5日、12日に開催されます。
ご興味ございます方はぜひご参加ください。