当院で治療の末に妊娠され卒業された患者さんからのお手紙を紹介しています。
今回は12年間、不妊症に悩まれた方のお手紙です。
(以下、原文ママ)
治療中は他の病院と合わせて3回採卵したのですが、
3回とも凍結できる受精卵がなく、
京野アートクリニックでも
「今回凍結できる受精卵はない」
と告げられた時
またか…
とドーンと奈落の底に突き落とされたようで…
私は涙が出てしまいました。
でもその時スタッフの方々がとっても優しく親身に
「いろんな方法がある、まだまだ望みはある」
と元気づけてください。
あの時のことは忘れられません。
幸いにも、そのあと新鮮胚移植で子供を授かることが出来ました。
とても感謝しております。
12年間授かることができなかった私たちに子供ができたのは
京野アートクリニックのおかげだと思っています。
(お手紙はここまで)
とてもありがたいお言葉で、嬉しく思います。
しかし、お子さんに巡り合えたのは患者さんの努力あってのことと思います。
こうしたお声を励みに、これからも目の前の患者さんへベストを尽くしていければと思います。
不妊治療では、絶対に成功するという確約はありませんし、
そのくせに、無情にもうまくいかなかったことだけははっきりとわかります。
そして、悲しむ間もなく次の周期が始まるために
「ありのままに十分に悲しむ」
ことができないという面があります。
一緒に前を向いて希望を持っていただくことも
時には十分に悲しむこともご一緒していければと思っています。
どんなことでもお声がけくださいね。