当院を卒業された患者さまからのお手紙を紹介しています。
今回は32歳の患者さまで、子宮内膜症を持たれていた方でした。
治療期間は7カ月と比較的早く推移しましたが、そのポイントはなんだったのでしょうか。
(以下、原文ママ)
私が治療を始めたのは結婚してから1年が過ぎたころからでした、
初めに通ったのが、地元の小さな産婦人科で、漢方薬を飲んで毎月注射を打つばかりで、
特にこれといった検査もせず、時間だけが過ぎていきました。
だんだん不安になり、知人に相談してみたところ、私が子宮内膜症だということもあり、
不妊専門の病院に通ってみては?と勧められたのが、京野アートクリニックでした。
クリニックでは専門の病院ということもあり、色々な検査があって
さほど時間がかからずピックアップ障害の疑いがあるということがわかりました。
ピックアップ障害だと聞いたときはとてもショックでしたが、思い切って体外受精に進むことにしました。
採卵や自己注射治療はとても痛くてつらかったけど、妊娠するためだと自分に言い聞かせて、
頑張りました。
妊娠判定日「妊娠していますよ!」
と告げられた時はうれしくて夫と涙を流して喜びました。
妊娠中は貧血がひどかったり、切迫早産で1カ月入院したりと大変でしたが、
我が子を抱いた瞬間すべてを忘れてしまいました。そのくらい愛おしいです。
きっと治療した人にしかわからない感情だと思います。
本当は自然妊娠できれば良いのだろうけど、
遠回りしてしまったのかもしれないけど、
あの日あの時治療しなかったらこの子に会えなかったと思うと妊娠って奇跡なんだなぁと思います。
私に奇跡を起こしてくれた先生方、スタッフの方々、スタッフの皆さん、
本当にありがとうございました。
(お手紙はここまで)
妊娠って奇跡、本当にその通りですね。
一方で少し科学的なところがあるとすれば、不妊には原因がわかる場合もあるということですね。
原因がわかれば、原因を治療することができれば、授かりやすくなります。
原因がわからないまま、やみくもに治療をしては、一番の遠回りになりますので、
妊活しようと思ったときにきちんと検査をしておくかどうかで、
その後の道筋には大きな違いが出てくると思います。
素敵なお手紙をありがとうございました。