Happy Letters

Happy Letters vol.81 卒業された患者さま(29歳)からのお手紙

卒業された患者さまからのお手紙を紹介しています。

どちらかというと年齢は若い方ですが、治療期間は4年と長く、険しい道のりでした。

 

(以下、原文ママ)

治療中は、

「早く子ども作ったら」

「早く孫を見せて、親を安心させてあげなさい」

などという言葉にたくさん傷つき、リセットするたびに涙を流す日々でした。

 

タイミング、人工授精4回、顕微授精(新鮮胚移植2回)と全く妊娠することなく時が過ぎ、

「期待しない」

というクセがついた頃、初めての凍結胚移植で妊娠することができました。

妊娠がわかったときの感動は今でも忘れられません。

妊娠中は大きな問題もなく、出産に至りました。

 

先の見えない不妊治療は精神的にも体力的にもつらいと思いますが、

いつか我が子を抱ける日が来ると信じて頑張ってください

 

(お手紙はここまで)

不妊治療のはどちらかというと「失敗する可能性」が高い医療です。

1度の治療でうまくいくという方が少ないのが事実と思いますが、

それでも失敗のたびに大きな傷つきや喪失が伴います。

そうしたことから、日常の何気ないことで傷ついてしまうこともたくさんあります。

これまで、カウンセラーの寄稿で、親戚の何気ない一言について解説しています。

生殖心理カウンセリングコラム 親戚はなぜ子どものことばかり聞いてくるのか? 

少しでもこうした治療の「リアル」な部分が伝わり、

互いに配慮しあえるようになるとよいなと思います。

素敵なお手紙をありがとうございました。

妊活ノート編集部

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