卒業された患者さまからのお手紙を紹介しています。
先日、各新聞などでも取り上げられている
「仕事と治療の両立」
を上手にされ、短期でご卒業された方からのお便りです。
(以下、原文ママ)
現在通院中の方、今は期待と不安でいっぱいのことと思います。
私は、他院で不妊治療を4年間行い恵まれず、京野アートクリニックにお世話になることにしました。
遠方からの通院の為仕事との両立で大変苦労をしましたが、
通院の時間や採卵、移植の時期など希望に沿ってくれて仕事を辞めることなく続けることができました。
ここでの治療開始から約1年、ようやく我が子を授かることができました。
今は母になった喜びを毎日かみしめています。
今となっては通院した1年間はよい思い出となっています。
今は先が見えない不安でいっぱいかと思います。
しかし、我が子は近くまできていると信じて、気持ちを強く持っていただきたいと思います
(お手紙はここまで)
最近では、世間の理解、注目度も高まり、不妊治療への取り組み方が報じられています。
男性から先に治療に取り組むべきというコメントや
職場の人たちに理解を促すような報道も多くあります。
参照:ヨミドクター やめたくてやめるわけではない「不妊退職」
参照:日経Goodday 不妊治療は男性から取り組む 早めの精液検査を
実際に統計上では5.5組のカップルに一組は不妊で悩んでいるとされますから、
職場に既婚でお子さんのいない方が5名前後いれば、その対象である可能性が高いというレベルです。
当院では、もちろん個々人の希望にできる限りで沿う形をとりたいと思っていますし、
できるだけ短い期間で安心で安全な治療を心がけています。
仕事との両立は患者さんだけでできるものではないと思います。
職場や家族、医療者も協力をしながら、両立していくことに貢献したいと思います。
素敵なお手紙を有難うございます。