本日は、当院が特別協賛として参加した
妊孕性温存に関する市民公開講座&妊活イベント2018が品川で開催されました。
朝9時半から夕方の17時まで開催されたこのイベントは、
合計250名ほどの方が参加され、多くの気づきが得られたイベントとなりました。
今後数回にわたってレポートしていきたいと思いますが
今日は簡単な概要だけをまとめてみたいと思います。
妊孕性温存に関する勉強会や講演会を私たちは毎年2-3回開催してきましたが、
今回いつもと異なるテーマで行った点の最も大きなものは
「患者目線」
をテーマとしても取り入れ、また実際にがんサバイバーの方をゲストとしてお招きして実施したことかと思います。
患者目線で考える 妊孕性温存に関する市民公開講座

生殖医療の視点から妊孕性温存に今できることを語る 当院理事長 京野廣一
血液腫瘍をとても分かりやすく解説して下さったJR東京総合病院 副院長 杉本耕一先生
ご自身のライフストーリーを情感たっぷりで届けてくださった 株式会社ライフサカス 黒田朋子さん
妊孕性温存はもともと、生殖医療がリードする形で進んできたように思いますが、
昨今課題となっていたがん治療と生殖医療の連携については、様々な活動の成果もあり、
十分に広がってきたかと思います。
一方で、まさにこれからの課題となるのは、
妊孕性温存した、そのあとのこと
妊孕性温存をしたくてもできなかった人
妊孕性温存をしようとしたけれど、温存なされなかった人
といった方々のことまで考えるステージに来ていることを
痛切に感じる会となりました。
妊活は「計画的」に。そのために必要なのは「情報」
午後は、
妊活イベント2018
夫婦で一緒に考える二人のための妊活ライフプラン
というテーマで2部構成のセミナーが開催されました。
セミナー Vol.1 妊活中のセルフケア
妊活や不妊治療を行う中で、治療が度々介入してきますが、
治療をより効率的に進めていくためにセルフケアは欠かせません。

体脂肪とBMI、そして栄養素について細川モモさんから。

「肝」「腎」「脾」の働きについて住吉忍先生から。

「統合医療」という考え方と8つの考え方について、徐大兼先生から。
セミナー Vol.2 不妊治療の最前線
最新の不妊治療では何ができるのか、そういった情報の前に、
厳然とある「ストレス」との付き合い方を様々な角度からアプローチしました。
どのような技術があるにしても、不妊治療自体がもつストレスは変えようがありません。
より最先端の治療を受けるということは、それだけ大きなストレスも付きまとうのかもしれません。

治療中のストレスとの付き合い方を当院生殖心理カウンセラーの菅谷から。

ヨガアシュラムジャパンのニーマル先生によるストレス解消法レクチャー

最新の不妊治療について理事長 京野廣一から
多くの方にご参加いただけるとても良い会となりました。
ご参加いただいた皆様に御礼申し上げます。
後日、詳細の内容などでご紹介できるものをUPしていければと思います。