昨日は、高輪での妊活セミナーが開催されました。
妊活セミナーでは、当院に初めておかかりになる方も多く、
理事長の京野の講演、質疑応答の後には院内ツアーなども実施し、
実際に通院されるクリニックのイメージを感じていただきました。
(累積妊娠率について解説する理事長 京野)
昨日の妊活セミナーでは女性が中心でしたが、
多くの質問がかわされましたので、その一部を共有したいと思います。
Q1:新鮮胚移植と凍結胚移植、どちらが良いのでしょうか。
A:どちらが良いとは一概には言えませんが、現在のスタンダードは凍結胚移植です。
そのため、採卵する⇒一度すべての胚盤胞を凍結する⇒別の周期で移植する
というのが最もよくある当院のモデルです。
Q2:タイミングから始めるとしてどのような検査をうけるのか
A:女性の場合、子宮卵管造影検査、子宮鏡検査、超音波、ホルモン検査というようなものでしょうか。
月経周期に応じてできる検査が違うので、女性のほうが負担はありますよね。
男性は基本的なもので言えば、まずは精液検査、超音波検査、ホルモン採血などですが、
月経周期関係なく1日で終わりますので、男性にははじめに検査を受けてほしいとお伝えしています。
Q3:卵巣刺激をしたら閉経は早まるのではないか
A:閉経が早まるということではありません。
自然周期で言えば、毎月一つ排卵されるので、皆さん毎月1つずつ卵子が減っていると考えられますが、
これは大きな間違いです。
毎月なくなる卵子は500-1000個といわれています。
そのうちの1つが排卵されているということなんですね。
卵巣刺激を行い、この放っておいてもなくなっていく500-1000個の中の卵子を育てて、
効率的に卵子を得ようという考えです。
来月は妊活イベントでも同じようなセミナーを実施いたしますし、
27日にも待合ホールにてセミナーを企画しています。
ぜひご参加ください。