2018年3月から高輪院にて開始しました鍼灸治療が非常に好調ですが、
4月中旬よりさらに治療がバージョンアップしますので、
ご紹介できればと思います。
レーザーを利用した交感神経・副交感神経のバランス改善
アキュラ鍼灸院さまからのご提供で、鍼灸治療にスーパーライザーという機器を導入いたします。
この機器を用いることでできる治療は、一般的には星状神経節ブロック療法と呼ばれるものに近いようです。
この治療には、交感神経・副交感神経が深く関係しています。
交感神経と副交感神経は自律神経といわれます。
運動神経などとは違い、私たちの意思とは関係なく自律して各臓器などのコントロールをしており、
体内時計に連動した働きをします。
そのため、交感神経は昼の神経。副交感神経は夜の神経とも言われます。
特に交感神経が働きすぎるような形でバランスが崩れてしまうと、
身体の様々な箇所やホルモンに影響を与えるため、このバランスの改善のためには、
交感神経を抑え、副交感神経を優位に働かせる必要があると考えられています。
星状神経節ブロック療法はそういった治療に使われるもので、
主にペインクリニックや整形外科などで用いられていますが、
それと同様の効果があると考えられているのが、スーパーライザーを用いた治療です。
スーパーライザーを用いて星状神経節をブロックすることによって、
脳の視床下部の機能が改善されていき、自律神経が整います。
この視床下部というのは、ホルモンと強く関係をしていることから、
当然ホルモンの乱れにも有効と考えられています。
こうした治療を施しながら、従来の鍼灸治療を行うことで、
さらなる改善が期待されるということです。
(2018年4月13日更新)
鍼灸の先生より追加情報をいただき、以下に記載を追加いたします。
直線偏光近赤外線(スーパーライザーによって照射する光のこと)には血管の拡張、
生体活性物質の生産を促進する作用や神経興奮性の抑制作用あります。
直線偏光近赤外線治療器「スーパーライザー」を使用することで、
ストレス等で緊張している交感神経を正常な状態に戻し、血行を改善することにより、多くの疾患に効果を発揮します。
当院では主に星状神経節照射に使用しています。
星状神経節へ照射することで、自律神経系の中枢である視床下部に直接働きかけて、自律神経の乱れを調整します。
視床下部は免疫系、内分泌系の中枢でもあり、自律神経系と免疫系、内分泌系は生殖に密接に関連しています。
下記は星状神経節(SG)照射前とあとの脳血流変化の画像です。
また末梢に有る手の温度にも変化が現れます。
もちろん、効果には個人差があります。
皆様のご利用を心よりお待ちしております。