当院を卒業された患者さまからのお手紙を紹介しています。
今回は仙台院を卒業された方のお手紙です。
不妊原因は男女半々と言いますが、その中には男女共に原因がある場合もあるのです。
(以下、原文ママ)
私達夫婦の不妊の原因は、夫婦ともにありました。妊娠しにくさ2倍。
ですが、なんとなく精神的な負担は1/2だったように思います。
治療している間はとにかく長く辛い時間でした。
体外受精をすると決めてから採卵までの日々、受精させてから子宮へ戻すまでの日々、妊娠判定までの日々…。
いつでも不安と緊張の連続でした。
1回目の新鮮胚移植で妊娠できたものの8週で流産。
その後の治療もなかなかうまくいかず、とにかく泣く日々。
治療を中断したりカウンセリングを受けたりもしました。
気付けば3年が経過。精神的にも経済的にも限界となり、最後の1つの凍結胚移植にかけました。
夫とは「努力した結果。養子をむかえることも考えよう。」と話していました。
今現在…。
グングンスクスク成長している息子が、いつも私のそばにいます。
息子が生まれてからの1年は必死で、またたく間にすぎ、ようやく今振り返る余裕ができました。
京野アートクリニックのスタッフの皆様には感謝の思いがあふれます。
どうか、この体験談を読んで下さっている皆様もいつかきっと、
次の体験談をつないで下さることをお祈り申し上げます。
(お手紙はここまで)
なんとなく精神的なつらさは1/2でした。
というコメントは非常に印象的ですよね。
実際に寄せられるご意見では、ご夫婦での行き違いもあり、
治療のつらさだけでなく、意思疎通ができないことでつらさが加わるケースも少なくないように思います。
この体験談も多くの方がご覧になっています。
もし何かのヒントになったなら、ぜひ卒業のときには、
お声をお寄せください。