先日、3月10日には仙台で妊活セミナーが開催されました。
今回も多くの方が参加され、事前の質問も10個以上いただき、
また、当日も多くの質問をいただきました。
一人でも多くの方にとって、妊活や治療を進めるうえでの支えになれていられればと思います。
参加者の満足度は…
今回の参加者満足度は、
100%!!
(回答:26組中26組が満足と回答)
となりました!
ありがとうございます。
毎回のセミナー実施時には、かならずアンケートにご協力いただき、
少しでも良くなるようにスタッフで検討しています。
この結果となりましたのも、参加いただいている皆さんの指摘による部分もたくさんあります。
それでは、質疑応答について一部を共有したいと思います。
①どのタイミングでステップアップするべきか?
年齢にもよりますが、タイミング法と人工授精はそれぞれ3-6回で妊娠しない場合は考慮したほうが良いでしょう。
②タイミング・人工授精・体外受精・凍結融解胚移植の場合の妊娠率は?
タイミング:6-10%
人工授精:8-15%
体外受精(新鮮胚移植):15-30%
凍結融解胚移植:30-50%
程度です。
ただ、不妊期間が2年以上となると、タイミングの妊娠率は2%以下、人工授精でも6%程度とも言われますので、
あくまでも個々の状況によります。
③クロミッドを使った治療法について知りたい
クロミッドという内服薬を用いて、なかなかうまく卵が育たない、排卵できないという場合に、排卵を誘発するために用いられます。
月経5日目から5日間内服し、月経10-12日目で超音波モニターを行います。
十分に卵胞が育っていれば、タイミング法や人工授精を行います。
④子宮腺筋症の可能性で着床しないのではないかといわれ悩んでいます
子宮腺筋症による着床障害では、GnRhアゴニストというお薬を3-6か月使用し、子宮が収縮した後で胚移植をするという方法があります。
⑤一度妊娠したが流産したカップルで、その後不妊が続いている場合はこの流産によるもので、
女性に原因があるのでしょうか?
どちらにも原因があり得る状況のため、ご夫婦での検査をお勧めします。
⑥培養士はクリニックで技術を学んでいくということでしたが、新人とベテランで実際の技術の差は結果に影響を与えるのか?
十分に結果に影響する可能性があります。
そのため当院では人材育成に力を入れています。
学会認定の培養士がいることはもちろんですが、
認定を得た後も研究を続け、様々な学会で最新の技術を学び、知見を深めています。
ISOという国際的な企画に順守した手順書であったり、JISARTというレベルの高い生殖補助医療機関が集まる組織での監査を実施し、
常に教育が行われるような仕組みを構築しています
今回も非常に多くの質問がかわされ、毎回ハッとするような質問も多くかわされます。
来月も実施いたしますので、ご興味をお持ちいただける方はぜひお越しください!