先日、3月4日では盛岡での妊活セミナーが開催されました。
盛岡のセミナーは短時間での開催となりますが、今回も非常に中身の濃い内容となりました。
ご質問などについてもご紹介したいと思います。
参加者の満足度は…
今回は26組からアンケートの回答を得ました。
その結果、満足度は
88.4%!!
(26組中23組が満足と回答)
となりました。
ご回答いただいた皆様、誠に有難うございます。
もっとこうしてほしいというご意見も積極的に検討しておりますので、
次回以降のセミナーにつなげていきたいと思います。
今回も非常に多くのご質問をいただきましたので、
以下にその内容の一部を記載したいと思います。
Q1:7回良好胚を移植しましたが1回は初期流産、6階は着床せずという結果に終わりました。
着床しない原因について考えられることについて教えてください。
A1:着床するには、受精卵側の要因と母体側、特に子宮内膜などの要因があるといわれます。
受精卵側の影響としては、形態学的には良好だけれども、何かしら遺伝子などに問題がある場合も考えられますし、
遺伝子の数的異常ということも想定できると思います。
母体側の要因としては、子宮因子(子宮奇形など)がないかということと、
当院では着床に適した時期を調べるERAという検査や、
腸内フローラなどで最近注目されている細菌叢環境を調べる子宮内フローラ、
慢性子宮内膜炎の検査、免疫異常について調べるTh1/Th2の検査などがあります。
Q2:1人目は何の苦労もせずすんなりと自然妊娠できた。しかし、二人目がなかなか授からず今に至っているので、
原因について知りたい。
A2:いわゆる2人目不妊については、変わっている点では1人目と年齢が異なるということです。
そのため、卵子の老化や卵管の癒着などによる狭窄、閉塞もあり得ますし、
男性側に精索静脈瘤ができてしまい、乏精子症となっているケースが実は非常に多くあります。
もしそういった検査がまだであれば、一度検査を受けてみるとわかるかもしれません。
Q3:体外受精は35歳からでも最初から希望したら受けることができるのか知りたいです。
A3:ご希望の治療を優先しますので、ご遠慮なく行いたい治療をお伝えください。
Q4:紹介上の有無による治療・会計への影響
A4:紹介状がないために治療費が高くなることはありません。
検査結果がわからずに、当院で検査を行うことになった場合にはもちろんその分の費用は発生します。
細かな検査結果までわかればベストではありますが、紹介状を得るのが難しく、それに時間を費やすよりも
一日でも早くご相談にいらしていただいたほうがよいかもしれません。
Q5:食事・生活で気を付けること。今まで摂取したアルコールやカフェインが影響しているのか。
A5:あまりにも過剰な量でない限り、これまで摂取したものが影響することは考えにくいと思います。
アルコールはビール中瓶を1日1本程度、カフェインは100-200までなとといわれますが、
もし喫煙をされていたら、それは非常に悪影響を与える可能性が高いので、すぐにやめたほうが良いでしょう。
次回は5月7日に開催します。
ご興味お持ちいただける方は、ぜひご参加ください。