妊活セミナーレポート

体外受精説明会レポート 3月3日@高輪

昨日は高輪院での体外受精説明会が開催されました。

体外受精説明会は、

人工授精を3-5回実施してうまくいかない方

卵管性不妊の方

男性不妊の方

35歳以上の方

を対象として行われます。

 

体外受精に臨むにあたり、ご夫婦での気持ちや考えのずれを修正したり、

病院選びをする上でのポイントを理解したり、

今後の治療のスケジュールをあらかじめ予測して、

治療に臨んでいただけるようにしたいと考えております。

 

昨日も多くの方にお越しいただきました。

(妊娠するまでの最短の道のりを見つけよう、というテーマので講演)

(患者さまから頂く質問へその場でお答えしていく質疑応答)

(培養士による培養機器の説明)

(不妊症看護認定看護師による自己注射指導)

 

また、いただいた質問の一部を以下に紹介いたします。

 

Q1:高刺激の話がありましたが、全員、高刺激ですか?、また薬の副作用はありますか?

A1:当院の標準的な方法として、アンタゴニスト法というものを採用していますが、

全員が高刺激ということではないです。AMHやAFCを見ながら、ひとりひとりに合わせた

卵巣刺激法を提示していきます。

副作用としては、卵巣過剰刺激症候群というものが主に考えられます。

多くの場合は、アンタゴニスト法で刺激を行い、複数の卵子や胚盤胞が得られると、

一度凍結して、その後ホルモン補充周期での凍結融解胚移植を行います。

Q2:他院で毎日通院が必要と言われました。通院回数が少ないと聞い

転院を考えています。通院回数が4回と説明されてましたが、本当に4回でOKですか?(女性)

 

A2:もちろん、イレギュラーな来院はあるかもしれませんが、

当院では、極力通院回数を少なくしています。

そのためには、患者さんご自身も自己注射やこうしたセミナーで治療に関する知識理解を深めていただくなどの

ご協力をいただく必要があります。

Q3:他院でICSIしてます。卵管狭窄、癒着があり、年齢的なことも併せて、なかなか難しいと言われてます。

FBTするも着床しません。ERAやSEET法など着床対策を教えて欲しいです。

A3:ICSI後の移植がどのように行われているかにもよりますが、当院ではホルモン補充周期のFBTが通常です。

SEET法は当院で行いませんが、ERAや子宮内フローラ、慢性子宮内膜炎などの検査を行うことも考えられます。

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