卒業された患者さまからのお手紙を紹介しています。
今回は、40歳を超えながらも、治療開始5か月で卒業された方からのお手紙です。
仕事と治療の両立は単に時間的なことだけでなく、精神的なことも大切であることを教えていただける、
そんなお手紙をいただきました。
(以下、原文ママ)
いろんな思いをかかえながら始めた通院でしたが、
おかげさまで子宝に恵まれ、無事出産し、育児に忙しい毎日をおくっております。
治療はつらいものでしたが、先生はじめ、貴院みなさまに励まされ支えられた5ヶ月でした。
仕事をしながらの通院でしたが、勤務先のフレックス制を活用しながら、通院を続けました。
今思えば、夜ではなく日中の診療時間であったことが、自分の精神衛生上よかったと思います。
夜に何時間も待つ診察よりも、日中に窓からの緑をながめながら待つ診察は、なんとなく明るい気持ちになりました。
また、一番思い出すのは、採卵と移植の際に、先生・看護師さんに優しく声をかけていただき励まされたことです。
とてもつらい場面で、心によりそっていただいたこと、いつまでも忘れることができません 。
現在、またはこれから通院されるみなさんにも、子宝に恵まれるという良い知らせが早く訪れるよう応援しております。
(お手紙はここまで)
生殖医療を行う中で、否応にも負担はかかります。
それは単純に朝の通院、夜の通院、というスタイルだけでなく、
どうしても治療そのものが負担を強いる側面があるためかもしれません。
そうした中で、少しでも安心して通っていただけること、
ほっとしていただけること、治療が少しでも早く実を結ぶことを目指して、
これからもスタッフ一同努力してまいります。
素敵なお手紙をありがとうございました!