不妊症の原因は、大きく分けると、男性因子、男女の因子、女性因子、原因不明という4つにわかれます。
不妊症と聞くと未だに「女性の病」ととらえる方も少なくないようですが、
実に約半分の要因に男性が関与していることは意外と知られていません。
男性側の原因とは?
男性側の問題には大きく二つがあるとされています。
・精液(無精子症など)の問題
・性交上の問題(勃起障害など)
女性側の原因とは?
男性と比べ、女性は性器自体がとても複雑な構造であることから、
原因の種類も多岐にわたります。主なものでは
・頸管粘液や卵管、排卵にかかわる問題
・子宮や卵巣における問題
などが挙げられます。
年齢という問題
前提として、妊娠する可能性は100%ではありません。
原因がないように思えても、妊娠しないということもあるわけです。
その点で、妊娠する確率に著しく影響を与えるのが「年齢」です。
実際に医療関係者の中では
「今、体外受精を受けている方の多くは、10年前に妊娠しようと考えていたならば、
自然妊娠できていた可能性が高い」
といわれるほどです。
昨今、「卵子の老化」というような文脈で語られる年齢による不妊については、
知っているか、知らないかで大きく変わるほど大切なことです。