3回目の「隣の家族は青く見える」を観ました。
今回もリアルな「あるある」がたくさん盛り込まれていましたね。
※前回(第2話)分は以下から確認いただけます。
姑の悪気のない一言で傷ついてしまう
高畑淳子さん演ずるデリカシーのないお姑さんですが、なかなか手強いですね。
お姑さん相手には反論しづらいですものね。
生殖医療に関わる悩みの中で非常に多いのがこの親戚関連のものです。
GWや年末年始の親戚の集まりのたびに気が重くなる、という方も少なくないのではないでしょうか。
以前に以下でも解説しておりますので、よろしければ確認ください。
昔の都市伝説的な発言に傷つくこともありますね。
先週は、
「つわりがあるのは赤ちゃんが元気な証拠だからー」
がありました。
今週は、
「仲良すぎると子どもができない、って言うからー」
というのがありました。
そんなことはもちろんなく、仲の良し悪しで妊娠が左右されることはありません。
妊娠は卵子と精子が出会い、その双方の染色体に問題がなく、子宮内膜の状態が良ければ成立すると考えられます。
ですから、タイミングを取ったのに生理が来てしまっても、ご自分たちの関係性などに問題があるわけではないのです。
もちろん無理やり仲が悪くなくなる必要もありません。
聞かれて嫌なことに言及されるのはつらいことです。
生活している中で、どうしてあんなことを聞いてくるのだろう?と納得がいかないシチュエーションもあると思いますが、
この「納得がいかない」気持ちは、「そもそも相手と自分の価値観が異なるから」感じるものなのです。
相手の発言にイラっとしたら、
「そっか、あの人とは価値観が違うから仕方がないんだな」
と、正面で受けずに流ししてしまうのも一つの手です。
また、高温期にイライラしたり、だんなさんとけんかしてしまったことがあっても、着床には影響ありませんのでご心配なく。
基礎体温に翻弄されないように、正しい知識を持って
深田恭子さんが、寝坊してしまった朝にガバッと起きてから
基礎体温を測るシーンがありました。
あれはあまりお勧めではありません。
基礎体温は、目覚めて身体を動かさないうちの体温を測定したいのです。
急いで起きて行動してしまった時は、測るのをお休みしても大丈夫です。
また、基礎体温は「毎日同じ時刻に測定することが重要」と考えている方もいらっしゃいますが、
「最低5~6時間まとめて眠った後の身体が動き始める前の体温を測定する」
ということが大切なので、生活時間が不規則な方でも測れます。
その測定した点を繋いで線にし、遠目で見て低温期・高温期の二相になっていれば良いでしょう。
1日1日の動きに一喜一憂しなくて大丈夫です。
「点を繋いで線にして、遠目で見て判断」
ということをお忘れなく。
また、基礎体温がストレスになることもあります。
気になりすぎて朝早く目が覚めてしまう、体温が下がってしまったと感じると1日ブルーな気分になるなど、生活に直接響いてきますね。
そのストレスのせいで妊娠を阻害するとは考えられませんが、
快適さが薄れるので測るのを止めても良いと思います。