昨日は高輪院での妊活セミナーでした。
連日の開催となりましたが、満員御礼となりました!
非常に多くの方がいらっしゃいまして、とても有意義な会になったかと思います。
次回は3月の開催予定ですので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
当日のセミナーでご紹介している内容と、いただいた質問とその回答について一部ご紹介いたします。
当院の特徴①:クォリティ
理事長の京野より当院についての説明をいたしました。
日本にはたくさんの不妊治療施設があり、その数600ともいわれています。
これは世界で最も多いと言われています。
同様に治療周期数も最多と言われますが、治療成績については、世界でも極めて低いのが特徴です。
ここには様々なからくりがありますが、
実施している治療周期が非常に少ない治療施設が多いことと、
自然周期や低刺激周期を行う施設が多いことが関連しています。
不妊治療を行う上での中心的な存在は体外受精かと思いますが、
そのクォリティを保つには一定の治療件数が必要です。
当院は高輪院でおおよそ年間800周期、仙台と合わせるとおおよそ3000周期の採卵を行っています。
また、刺激方法についても患者さまのニーズに合わせ個別化した方法を採用しています。
基本的には、アンタゴニスト法を軸として、一度に多くの卵子が得られるようにすることが多いです。
当院の特徴②:すべてここでできる
当院は一般不妊治療(タイミング・人工授精)から体外受精などのART(生殖補助医療)まですべて対応しています。
男性不妊についても精索静脈瘤から無精子症までカバーしていますし、
最近話題の着床関係の治療についても、ERAやフローラを始め、すべての治療が実施可能です。
また、昨年から始めた漢方に続き、今年は鍼灸も院内で開設致します。
統合医療はこれから益々推進していく予定です。
また、不妊治療はメンタルケアも非常に重要で、ご要望が多いです。
当院では、生殖心理カウンセラーによる対面のカウンセリングに加え、
オンライン診察を活用して、自宅や職場から隙間時間で受診いただけるようにしています。
こうした点をまとめ
「ここですべてできる」
というのが私たちの特徴かと思います。
一般不妊治療からのステップアップの際に病院を変える必要もなく、
男性不妊の先生との書面での連携も必要なく、カウンセラーへの情報提供を患者さんがしなくても、
全て院内で実施が可能です。
漢方や鍼灸についても、治療内容に合わせたご提案が可能になります。
質疑応答にていただいた質問についても共有できればと思います。
Q1:AMHが低くても高刺激法になるのか?
A:AMHだけで判断することはありませんが、その人に最適な方法を選択します。
方法ありきでなく、患者さんありきで治療していきますのでご安心ください。
Q2:夜は診療しないのか?
A:当院では実は以前夜の診察も実施していました。ですが、長時間の労働となることもあり、
スタッフのパフォーマンスも落ちてしまいました。
それは患者さんへの医療のクォリテイにもつながりますので、私たちとしてはやめました。
今は、通院前の朝の診療と日曜の診療を増やしていくことで、仕事との両立をサポートして行きたいと思っています。
Q3:妊活ドラマの描写は正確か?
A:概ね正確だと思いますし、心理的な面も工夫して描かれていますよね。
当院とは違うという点では、前回の子宮卵管造影検査のやり方というのが異なります。
当院では造影剤を流し込んで、レントゲンで撮影するという方法ですから、
外来で行うのとは少し違うかもしれないですね。
ドラマ等の影響もあるのか、いつもよりさらに男性の方々が積極的に質問されている姿は、
非常に頼もしく感じました。
皆さまの妊活を進める一助となりましたら幸いです。