盛岡で開催された妊活セミナーの開催レポートです。
今回は2018年最初の開催となりました。
盛岡の方々は、現在他院でARTの治療中の方々なども非常に多くいらっしゃいます。
今回も活発な質問がかわされるなど、非常に有意義な会となりました。
参加者の満足度は・・・
今回のセミナーへの満足度は
ついに!!!
100%!!
となりました。
活発な質疑応答がされ、その点にご満足をいただけたというお声が多くありました。
質問の一部を紹介したいと思います。
Q1:体外受精を希望しています。夫の受診は検査等で何回必要でしょうか。
初診は夫婦で予約したほうがよいでしょうか
A1:ご主人は男性不妊でなければ、初めの検査と採卵当日の採精のみということになります。
採精については、2時間ほどで当院にお持ちいただけるようであれば、自宅でしていただき、奥様がご持参いただいても問題ありません。
初診のご予約は夫婦一緒を推奨しています。この治療は夫婦の治療になるため、多くの場面でご夫婦の意思が大切になります。
スタートラインをそろえることで、納得いただきながら治療にあたることができると考えます。
Q2:他病院で治療中です、血液検査などは済んでいます。年齢の関係で早めに治療を開始したいが、
紹介状などがあれば検査を簡略化して進めることはできるのか
A2:可能です。もちろん必須な検査で未受診のものがあれば行います。
紹介状も必ずしも必要ではありません。この治療は医師のためのものでなく、夫婦のためのものです。
●●という治療をしたい、そういうご希望がある場合ははっきりとお伝えください。
認識が間違っているなどでない限り、その意思を尊重して進めていきたいと思います。
Q3:顕微受精までしました。特に原因は分かりませんでした。
先生もなんでだろうと?と不思議な感じでした。
7年ほど治療していますが、1回も着床したことがありません。
少しでもかすったこともないと思います。着床しないことが原因であれば、
これからも顕微お受精が1番良いのでしょうか。
A3:まず、もう少し詳細にお伺いしないとわからない部分ではありますが、
着床しないことと、顕微授精ということが必ずしもむずびつくかは分かりません。
男性因子があって、受精しにくいということであれば顕微授精が推奨されます。
着床しない、ということについては、受精卵側の問題、主に染色体異常と子宮内膜側の問題とに分かれます。
良い卵を良い内膜に移植することが、最大のポイントですから、そのあたりの問題をクリアにする必要があります。
Q4:基礎体温は測定し続けるべきでしょうか?
がたがたのグラフを見るのがストレスでここ最近、測定をお休みしています。
A4:可能であればあったほうが良いです。何かしらかの理由で機械などが使えない場合、
からっだがどのような状態にあるかを知るには、基礎体温表は重要だからです。
当院も東日本大震災の時にはやはり電気が止まる状況の中で、非常に役立ちました。
ですが、その測定自体が過度にストレスになる場合は、無理につけていただかなくても結構です。
今年も早くも1月も下旬ですね。
皆さんの妊活や不妊治療が早く卒業を迎えられるようにサポートしていきたいと思います。
改めまして、本年もよろしくお願いいたします。
次回の盛岡は3月4日の開催です。