2017年3月から開始した京野アートクリニックのオフィシャルブログ「妊活ノート」
開始から9カ月が経過し、投稿は350を超えました。
セミナーやこのブログ上の機能を活用いただいて、質問いただいたり、
SNS上で様々なリアクションを起こしていただくことで、
どのような内容を患者さまは欲しているのかを模索しながら続けてこれました。
改めて、購読いただいている皆さまに心から御礼申し上げます。
開設から本日までで最もよく見られている2017年人気記事TOP10を紹介したいと思います。
第1位:子宮内膜の厚みが与える影響について
当院では、妊娠が不成功となる要因のうち、子宮内膜側が持つ要因を包括的に検査しています。
慢性子宮内膜炎の有無、着床時期が最適かどうか、最近では子宮内のフローラを調べる検査も開始しています。
そうしたこともあり、子宮内膜に関する情報を見られているのが最も多い状況です。
第2位:子宮鏡検査について
不妊治療においては基礎検査の1つである子宮鏡検査は病状のみならず、痛みなどとも一緒に調べられることが多いですね。
第3位:不妊治療によって生まれる子どもの性別について
産み分けは当院では行いませんが、そういったことも含めて、体外受精を行う事による性別の偏りがないのか
とまだまだ心配なことも多いようですね。
第4位:新鮮胚移植について
基本的には凍結融解胚移植を行うことが多いものと思いますが、新鮮胚移植についての正しい理解も欠かせません。
特に得られる卵が少ないという場合には、新鮮胚移植で早く体内に戻したほうが良い可能性がある方も少なくありません。
第5位:不妊症に対してのビタミンDの効能について
不妊症ということだけでなく、日本人は全体的にビタミンD欠乏症の傾向が強いです。
最近はインフルエンザなどの予防でも特集されているようですが、健康でいるために欠かせない成分ということですね。
第6位:子宮内膜受容能検査(ERA)とは
当院が日本で最多の症例数があり、日本で初めての論文投稿をしたERAは、
益々グレードアップしてきています。
新しい内容を2018年にはお届けできるかと思いますので、今しばらくお待ちください。
第7位:妊娠成績について
治療成績については、見方が非常に難しいですが、どんどん公開していくことにしています。
2017年の成績は少々時間がかかりますので、今しばらくお待ちください。
第8位:銅と亜鉛 不妊との関係性について
血液検査で調べられる銅と亜鉛の相対値は非常に重要な指標で、銅が過剰に高いと妊娠を阻害しかねないことで知られています。
サプリメント等で対策が十分なケースもあるため、不安な方は一度検査を受けてみても良いですね。
第9位:AMHと妊娠率について
AMHは「卵巣年齢」などと結びついて語られ、わかりやすさから誤解も多いのが実際のところです。
AMHと妊娠率の関係について解説しています。
第10位:慢性子宮内膜炎による反復着床不全について
2017年、最も注目された検査の1つが慢性子宮内膜炎といっても過言ではないように思います。
反復して不成功となる患者さまの多くに慢性子宮内膜炎を認め、抗生剤による治療で治癒されると、
通常の方の妊娠率と同等の結果が得られるという研究成果から、当院でも慢性子宮内膜炎の検査を開始いたしました。