12月17日(日)には高輪院での妊活セミナーでした。
通常、土曜日に行われている妊活セミナーをはじめて日曜日に行いました。
募集の段階から、席数の制限を何度も更新するほど、多くの方が集まり、
会場は満席になりました!!
(何度も椅子を運び、騒がしくなってしまい、参加者の皆さまには申し訳なかったです)
今回からは1時間のショートセミナーということで、
理事長の京野より、治療についての説明を致しました。
細かな話の前に、当院だからこそできる話の1つに、
不妊治療の歴史というところがあると思います。
ASRMで参加者の一部に配布されたルイーズブラウンご本人直筆のサイン入り書籍
ルイーズブラウンさんの成功から5年後、日本で初めて東北大学(仙台)にて体外受精が成功し、
そこから体外受精の歴史が始まり、広がっていくことになります。
(だから仙台は「ARTの聖地」などともいわれるんですね)
その後は、初心者の方から、体外受精希望の方までを対象に、
妊娠のメカニズム
不妊原因と検査について
高度生殖医療について
そして、一部で当院の特徴である妊孕性温存について
などをお話いたしました。
質疑応答では、人数が多く質問しにくいかなぁと心配しましたが杞憂に終わり、
最初から最後まで止まることなく質問をいただき、非常に活発な会となりました。
一部の質問について紹介したいと思います。
Q1:AMHとは何を表しますか?
A1:AMHは「卵子の数」を表す指標であり、残された数が年齢に対してどのような傾向があるかがわかります。
治療計画を立てる上では参考になり重要な検査である一方で、あくまでも数しかわからないという点には注意が必要です。
Q2:移植にかかる費用は?
A2:採卵のところまでは刺激種類などにもよりますが概ね50万円ほど(全凍結した場合)
そしてそこからホルモン補充周期での胚移植となるとおおよそ20万円ほどをお考えいただければと思います。
Q3:タイミングや人工授精でも何回も通院が必要か?
A3:そんなに数多くは必要ないですね。月経後の診察と排卵しているかの確認程度とお考え下さい。
Q4:他のクリニックでは朝来たら午前一杯は待ち時間という印象だが、待ち時間はどれくらいか?
A4:検査にもよりますが、土曜日とかになるとやはり長い日もあります。
初診ではおおむね2時間程度は見ていただきます。特に問題なく通常の通院であれば1時間から1時間半を目安に行っています。
参照:当院の取り組みについて(患者さまの声より)
Q5:ピルなどで他院で副作用が出ているが、京野アートクリニックでは個人に合わせた薬を使用してもらえるか
A5:状況を見ないと何とも言えないが、基本的には一人一人にあった薬のオーダーにしているので、
一度状況を教えてください。
高輪院では、今回のセミナーで年内の開催は最終となりました。
年間では1000名を超える方に当院のセミナーにご参加いただき、
毎回、多くの気づきをいただくばかりです。
来年も積極的に開催していきますので、ご興味をお持ちいただける方はぜひご参加くださいませ。
本日ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!!