こんにちは、生殖心理カウンセラーの菅谷典恵です。
毎日患者さまのお話しをうかがっています。
治療についての作戦会議的なこと、今の生活のこと、今までの人生を振り返って思うことなど、本当に様々な内容です。
それらの中で、
過去の自分を認められなくてつらい
ということも多くお聞きします。
後悔をしているということです。
「もっと早く治療をしていたら、もう妊娠していたのではないか」
「まだ妊娠は早いかなと思っていた自分が許せない」
よくお聞きすることです。
ほかにも、どちらかというと失敗してしまったことだけ覚えていて、
うまくできたことは忘れてしまう、
という方も大変多くいらっしゃいます。
お友達から抱えている悩みを打ち明けられたとしたら、
「そんなことないと思うよ~」
と優しい言葉を返すことができますが、
自分自身には
「●●ができなかった、足りなかった」
とダメ出しを続けてしまいます。
ご自分にとても厳しいのです。
皆さん今を一生懸命に生きています。
いつも100%で考えて、日々たくさんの「選択」をされていると思います。
その「選択」に正誤はないのです。
真剣に導き出した答えが「正解」です。
失敗したことだけでなく、上手にできたことも覚えていてください。
そして、ご自分をほめて労っていただきたいと思います。
むしろ上手にできたことだけ覚えていられれば良いですね。
このお話しがなんとなく引っかかったら、カウンセリングにお話ししにいらしてください。
毎日を過ごすなら、ご自分を認めてあげた方が快適に生活できます。
ちょっとした視点の違いで、世の中は違って見えるものです。
自分自身はご自分の味方でいてあげてください。