卒業された患者さまのお手紙を紹介しています。
仕事との両立は、不妊治療を行う上で、非常にハードルが高く、
実際に困難と感じるのは、90%以上というアンケート結果もあります。
診療時間などはもちろんですが、治療期間を短くする工夫、
待ち時間短く仕事に行けるかどうかなど様々なポイントが大切ですね。
(以下、原文ママ)
会社に行きながらどのように通院するのか、場所、曜日、診療時間などで、
病院探しから悩みました。
この病院にお世話になる前に、いくつか病院の説明会に参加しましたが、
なんとなく強引な印象と金額のことなどで、通院にまで至らず、
悩んでいるうちに2年が経っていました。
こちらの病院を知ったのは、偶然仙台に住む友人の奥様から、
京野アートクリニックという不妊治療のクリニックが東京にあるらしい、知ってる?
話からでした。
ホームページを見て、いろいろ初めは悩みましたが、年齢のこともあるので、
知人がすすめてくれたこともあり、受診を決意しました。
過去に婦人科で子宮筋腫のことで診察を受け、
そのまま不妊治療でタイミング法を2回、クロミフェン錠剤使用で試すも妊娠できず、
しばらく悩んで今回、こちらで治療開始してすぐ体外受精を行い、
初めての新鮮胚は着床できませんでしたが、2回目に行った凍結胚で無事着床し、
3月に無事双子の女の子を授かることができました。
通院期間は短かったですが、先生、スタッフの方々の雰囲気が穏やかで、
初めての本格的な治療も苦になりませんでした。
私はすぐに授かることができましたが、この選択をするまでにかなり悩みました。
色々ストレスや治療で心が折れるという話などを聞いて、
自分がそれに耐えられるのかという不安などもありました。
でも本当に勇気を出して、こちらの病院を訪ねてよかったです。
治療を始める前の自分はなんだったんだろう?と思いました。
丁寧に治療の内容等を教えてくれて安心しながら、治療できたことが
何よりだったと思います。
本当にありがとうございました。
(お手紙はここまで)
年齢から考えれば、非常に短い治療期間で済んだことは本当にうれしいことだったと思います。
通院しやすさ、というのは本当に難しいことだと日々痛感します。
クリニックにいる時間は短い方が良いと思いますし、
一方でその時間は安心していただける時間であるとなおよいと思います。
早朝診療や体外受精周期の方のおまとめ会計制度なども
患者さんからのご意見からうまれたものです。
仕事と治療が両立でき、さらに短い期間で卒業につながるように、
これからも患者さまと一緒にかんがえながら改善していきたいと思います。
素敵なお手紙をありがとうございました。