Happy Letters

Happy Letters Vol.43 卒業された患者さまからのお手紙

卒業された患者さまからのお手紙を紹介しています。

始めに治療していた病院からステップアップして当院に来られ、

2回の移植で無事に卒業されていかれた患者さまです。

(以下原文ママ)

20代後半に結婚、元々子宮内膜症、チョコレート嚢腫で手術経験もあり、

早く子供がほしかったのですが、なかなか授からず、

最初に通院していた病院(タイミング、クロミッド、人工授精を半年くらいしていました)

そこでは、体外受精はしていなかったので品川アートクリニックを紹介していただきました。

説明会にもいって、高い技術を持って、医療の最先端をいっていることを知り、

この病院で体外受精することを決めました。

 

先生方は毎回違いましたが、私の質問にも毎回丁寧に答えていただき、

不安な気持ちも軽くなりました。

薬の副作用は多少はありましたが、身体も慣れてきたのか、徐々になくなっていきました。

私は刺激周期のアンタゴニストでおこないました。

 

採卵も20個くらい取れたので痛かったですが、出産に比べたらこれくらい・・・と思い、

頑張りました。体外受精と兼備授精を半々で行い、結果、凍結胚が4個出来ました。

新鮮胚移植は私がOHSS(採卵の影響で卵巣がはれる)だったため、しませんでした。

 

その後、私の身体を整えてから2回移植し、2回目の時の凍結胚で妊娠・出産しました。

2回目の移植の時、先生から

「いい位置に置いたからね!」

「元気に動いてる!」

と言われ、あとは無事に着床することを祈っていました。

 

現在、1歳を過ぎ、毎日元気に走り回って、健康に生まれてきてくれたことに感謝の言葉しかありません。

ありがとうございました。

どうか一人でも多くの皆さまに可愛い我が子を抱ける日が来るよう願っています。

(お手紙はここまで)

お手紙の内容を見ていて、とても不妊治療についてしっかりと理解いただいていることが伺えます。

不妊治療は患者さんの希望に応えるため、医師・看護師・培養士・検査・受付・カウンセラーなど医療従事者が

チームワークを組んで進めていくものです。患者さんと私たちも同じチームです。

 

特に仕事をされている方には求められることですが、診察は質高く、かつ短時間で行わなければなりません。

そのためには、患者さんにもチームメイトとして、不妊治療に関する基礎的なことをご理解いただく必要もあります。

また、そうした知識があることで、一つ一つの治療の意味付けもできるようになり、納得度も高まるのではないでしょうか。

 

これからも、患者さんを中心としたチームプレイで、一人でも多くの妊娠をサポートしたいと思います。

 

妊活ノート編集部

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