Happy Letters

Happy Letters Vol.39 卒業された患者さまからのお手紙

今回は二人目不妊で当院に通院され、

卒業された患者さまからのお手紙を紹介します。

 

(以下原文ママ)

今回私は2人目を体外受精にて授かり、女の子を出産しました。その体験談を記してみたいと思います。

私は結婚してすぐ1人目を自然妊娠、出産しました。

それから2年がたったころ2人目が欲しいと思ったのですがなかなか授からず、思いきって近所の婦人科を受診。

タイミング法、その後大学病院で人工授精を行っていました。

それでもダメで、ステップアップを考えていた時、主人の転勤があり、東京へ引越し、知人の勧めで京野アートクリニック高輪を受診しました。

不妊専門のクリニックは初めてでしたが、スタッフの方みなさんの対応がとてもあたたかく、治療をがんばることができました。

初めての体外受精、胚移植で残念ながら流産してしまい、診察室で涙が出てしまったとき、

看護師さんが別室に案内してくれて、落ち着くまでいさせてくれました。

本当にありがとうございました。

 

2回目の胚移植後、判定でGS(胎嚢)も見えず、hcgの値も低く、今回も厳しいですねと先生に言われ、あきらめていました。

しかし再診ではGSは見えないもののhcgが上がっており、子宮外妊娠の疑い?で不安な日々…。

 

さらに経過をみていく中でGSが見えたのですが、小さめだし経過も遅いので厳しいかもと言われ、

出血もあったので、やっぱりだめだったんだととても落ち込んでいたのですが、

なんとその胚ががんばってくれて、小さいながらも奇跡的に育ってくれて。先生も驚いていました。

妊娠中は低置胎盤*で2回程少し出血し、無理をしないようにし、

出産は大出血に備えて自己血をとり、帝王切開になるもと言われておりましたが、

最終的には下から産むことができました。

産声を聞いた時は涙が止まりませんでした。

6才になる上の子もとてもかわいがってくれて、喜んでくれて、妹も作ってあげることができて本当に嬉しく思っています。

東京に転勤になったのも縁だったのかなと感じる時があります。

何回も何回も落ち込み、泣き、精神的にどうにかなってしまいそうな時もありましたが、

貴院のスタッフのみなさんのあたたかさに支えられ、がんばることができました。

本当にありがとうございました。

 

(お手紙はここまで)

不妊治療は、悲しみを受け止める時間、がとても少ないと言われています。

今回の患者さんのように流産された場合はもちろんですが、

化学的妊娠であった場合、胚移植して陰性であった場合、

タイミングをとっている中で生理が来てしまった場合など、

よくリセットなどともいわれますが、すぐに切り替え、次の治療!と考えられる方も少なくありません。

 

もちろん、それでよい人は構わないのですが、十分に悲しむことが必要な場合もあります。

当院では不妊症看護認定看護師もおりますし、生殖心理カウンセラーも在籍しています。

不定期ではありますが、お茶会やセミナーなどにも医師のみならず、様々なスタッフが参加しています。

ちょっとした相談事から、こうした深い悲しみも一緒に共有できればと願っています。

 

患者さんに寄り添い、1日でも早くの卒業をサポートできるよう、今後もサポートしていきます。

 

妊活ノート編集部

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