本日、11月4日は高輪院での妊活セミナーの開催日でした。
先週までの台風やら、大雨やらが嘘だと思えるほど、
天候に恵まれた本日。
満員御礼となる皆さまにお越しいただきました!!
今回のセミナーは質疑応答を拡大して開催しましたので、
内容が濃く、質問の数も非常に多く寄せられました。
①看護師による不妊治療の進め方の説明
②培養士による当院の培養環境の説明
③カウンセラーによる男女思考差の説明
④ドクターによる当院の特徴とTOPICの説明
⑤質疑応答
今回も実に様々な質問が上がりました。
いくつかを紹介したいと思います。
Q1:IVM(未成熟卵子の成熟体外培養)は助成金の対象になりますか?
A:対象になります。
Q2:転院する際は今の病院のレコードは必要でしょうか?
A:必ずしも紹介状ということでは必要ないです。どんな治療をいつ何回したかなどメモなどでもよいです。
Q3:受精後着床までの期間に性行為は控えたほうがいいのでしょうか?
→控える必要はないです。
Q4:ステップアップではなく、いきなり人工授精・体外受精からでもよいのか?
→構いません。ご夫婦での意思を優先して治療します。
Q5:排卵チェッカーでラインが出たときにチャレンジしてもうまくいかないので不安になりました。
A:排卵日検査薬で陽性が出るタイミングの2日前がベストと言われます。
また、その二日前を知る方法はないともいわれます。なので、そのタイミングに固執しすぎず、
一定回数の性交渉が必要です。
Q6:夫が無精子症ですが、精液に精子がないのに、なぜTESEをうけると精子が見つかるのか?
A:精液の中には、精子と液体がそれぞれ入っていると考えると分かり易いですね。
精子は精巣(睾丸)で作られ、精管を通じて、精液へとなっていくのですが、
その精管に問題がある場合の閉塞性無精子症の場合、精子自体は作られているので、
Simple-TESEの場合はほぼ問題なく精子を回収できます。
通路には問題ない場合、作られている精子自体がとても少ない場合も多くあります。
このような非閉塞性無精子症の場合にはMD-TESEが適応となり、
精巣の精細管と言われる部分から精子を回収することが出来る場合があります。
現在の確率では、3-40%前後と言われています。
今回は一般不妊からART治療、男性不妊に関する内容からERAに関すること、
IVMに関することなど、多岐にわたる質問をいただきました。
どうにか時間内にすべての質問へ回答をすることができ、
満足度も非常に高い会となりました!
次回は12月17日(日)の開催予定です。
ご興味がある方、ぜひご参加ください。