昨日は、高輪院での妊活セミナーが開催されました。
東京は1週間の雨などと言われており、11月並みの気温で、
お足元も悪い中、多くの方がお越しくださいました。
ご参加いただいた皆様、有難うございます!
ご参加いただいた方の満足度は
参加者満足度は
96%(回答数25組に対して、24組が満足と回答)
となりました。
今回は多くのご意見が寄せられ、次回以降のセミナーは
大きく内容を変更してご案内することになりそうです!
ご回答いただいた皆様、有難うございます。
培養環境について解説するOさん
男性と女性の心理を語るカウンセラーの菅谷
海外施設について実体験を語る京野
今回は10名以上の方から質問をいただきました。
その一部をご紹介できればと思います。
①他院でPCOSと診断されています。IVMを受けたほうが良いのでしょうか。
PCOSだから、IVMということにはただちになりません。
まずはクロミッドやフェマーラといった内服薬による卵巣刺激、
次いでリコンビナントFSHを活用した排卵誘発、
それで難しい場合にはIVMあるいは卵巣刺激を伴う体外受精となるかと思います。
②卵巣刺激を用いてえられた未熟卵は活用しないのですか
IVMで培養する未熟卵と、卵巣刺激をしても未熟なままであった卵子では全く異なります。
前者は培養して、成熟卵、受精卵、胚盤胞となる可能性が多くありますが、
後者は残念ながら、発育していく可能性はほぼないということです。
③IVMの成績は
未熟卵が成熟卵となり、受精し、胚盤胞に発育していくというステップでいうと、
成熟卵になるところのステップが多いため、採卵当たりの妊娠率という考え方では、
通常の体外受精よりも成績が悪く見えがちですが、移植当たりということで考えると、
通常の体外受精と何ら遜色のない成績です。
④SPLIT法では、通常の体外受精と顕微授精を同じ卵子に行うのか
1つの卵子に対しては、1つの受精方法しか行いません。
複数以上の卵子が得られている場合に、体外受精の群と顕微授精の群とで分けて行います。
⑤卵巣刺激をしたからといって閉経は早まるのか
早まりません。
通常、1度の排卵で、卵子は一つ排卵されます。
そのため減る卵子は1つと思われるかもしれません。
しかし、この時500-1000個の卵子の中から、1個の卵子が排卵されていて、
自然周期でも1回の排卵の度に、500-1000個の卵子が減っていきます。
卵巣刺激をすることで、この500-1000個の減りゆく卵子を有効に活用して、
複数の卵子を得るということです。
そのため、閉経が早まるわけではありません。
今回も活気のある会になりました!!
ご参加いただいた皆様に改めて御礼申し上げます。
次回は11月4日です。
ご興味ございます方、ぜひご参加ください。