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ERA(子宮内膜受容能検査)の当院における研究

先日、理事長の京野が取材を受けた雑誌が発売されました

(I wish ママになりたい「元気な卵子を育てよう」)

 

今回は、当院が国内で最も多く実施してきたERA(子宮内膜受容能検査)についてのインタビューでした。

 

ERAの詳細は以下から確認ください。

子宮内膜受容能検査(ERA)とは

ERAは簡単に言えば、着床の最適な時期がP+5であるかどうかを

Receptive(適している)、Non-Receptive(適していない)を見極めるというものです。

 

これまで200症例以上の実施をしていますが、実際にそのうちの約3割がNon-Receptiveであることがわかっています。

現在日本の約半数近い実施が当院でされているとのことです。

 

去る、受精着床学会にて発表した当院の論文でもERAに関するものがありますので、

その一部を紹介したいと思います。

 

反復着床不全症例に対するERAの効果


反復着床不全の患者さまに対して、ERAに基づく個別的胚移植(Personalized-ET:pET)が有効であるのかについて検討したものです。

ERAを実施した50症例のデータを振り返り、分析・研究いたしました。

 

結果として

①50例中12例が「Non-Receptive(適していない)」=24%

②pETを実施した44症例の妊娠率は、Receptive群で58.8%、Non-Receptive群で50%

※組織検査による子宮内膜炎は確認されていません。

 

このような結果から、より多くの症例での検証が今後も必要ではありますが、

ERA検査に基づく、個別化胚移植は有効である

と結論付けることができます。

 

また、当院でも実施している子宮内膜炎の有無といった内容や、着床前診断による染色体正常の受精卵の移植など、

より多くの原因へのアプローチを試みる事で、より高い生産率が期待されます。

参考:子宮内膜炎

 

ERAについては、日々研究が進んでおりますので、

また最新版をアップデートしたいと思います。

妊活ノート編集部

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