Happy Letters

Happy Letters Vol.34 卒業された患者さまからのお手紙

卒業された患者さまからのお手紙を紹介しています。

 

今回は14年という長い期間を不妊治療と共に過ごされ

ご卒業された方からのお手紙です。

(以下、原文ママ)

こんにちは、
私は不妊治療をして14年、ここまで来るのに随分かかりました。

いろんな病院に通うも、何の成果もないまま、ただ時間が過ぎて行きました。

原因は私・・・・。

もともと生理不順でもあり、肥満体型であったこと、

こちらにたどりついた年齢が39歳、これが最後のチャンスでした。

これで駄目ならあきらめようと、ふたりで話し合っていました。

 

こちらにくるきっかけは不妊治療の助成金制度。

やるからには高度な治療を受けたいと思ったことです。

こちらの良いところは、私と同じ不妊治療をしている人ばかりなので、

子ども連れの患者がいないので気持ち的に楽でした。

名前で呼ばれないし、携帯電話のメールで通知されるシステムなので、

周りに気を遣わなくても良かったです。

 

何もかもが初めての事だったので戸惑いもありましたが、

あっという間に時間が過ぎ、私の行った治療は顕微授精。

妊娠判定の日が・・・

年齢的にも厳しい39歳。結果は1度の治療で妊娠することができました。

 

先生に呼ばれ、おめでとうございます。と言われた瞬間、

涙があふれて、うれしい気持ち、これで治療が終わるんだと言う安心感でいっぱいでした。

 

出産までには、二度危険な時期もありましたが、なんとか我が子を抱くことが出来ました。

もっと早くこちらに来ることができればなぁと思いましたが、

諦めずに治療して良かったです。

年齢的にも金銭的にも厳しいと思っている方もいると思います。

助成金制度などを利用してチャレンジしてみてください。

きっと授かることができると思います。

 

最後になりますが、先生はじめスタッフの皆さん、

お世話になりました。ありがとうございました!

 

(お手紙はここまで)

これまでの日本の性教育では、不妊のことなどはあまり教えられていないですし、

こうした情報はこれまであまりオープンになっていません。

 

そのため、病院には来ないけれど、長い期間悩まれている方というのが、

非常に多いように思います。

 

一人でも多くの方が正しい情報を手にし、ご自身の意思で治療などを選べるようになれるように

これからもサポートしていきたいと思います。

 

貴重なお手紙を有難うございました

妊活ノート編集部

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妊活ノート編集部です。医療現場での当たり前を、より分かりやすい情報としてお届けします。正しい知識を得ることで、一日でも早い治療卒業のサポートをしたいと考えています。

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