コラム

Happy Letters Vol.26 患者さまからいただいたお手紙

ご卒業された患者様のお声を紹介しています。

不妊という状態は、ある日突然やってきて、今まで見えていたはずの未来が

突然見通せなくなるほどの不安定になるといわれます。

どのようにして、その不安と向き合ってきたのか、それがとてもよく伝わるお手紙です。

(以下、お手紙の内容です)

妊娠判定の日におめでとうございますと先生から言われた事、

夫と一緒に喜んだ事、今でも覚えています。

治療中は出口の見えない、長くて暗いトンネルの中にいるようでした。

どれだけ涙を流したか計り知れません。

 

最初は地元の病院で人工授精で妊娠しましたが、心拍確認後の流産を2回と子宮外妊娠をしました。

総合病院だとどうしても妊婦さんや、子連れのママさんを見る機会が多く、精神的につらかったので、

山形にはない専門の病院を探し、京野アートクリニックに決めました。

 

検査の結果、色々わかり早く治療したほうが良いということで、体外受精をすることに決めました。

採れた卵は3個と多くはなかったですが、その中のたった1個だけが移植まで進み、妊娠することが出来たのです。

初めての、1回目の体外受精で妊娠できたことに、京野アートクリニックを選んで本当に良かったと思います。

先生からも心強いお言葉をいただいて、ここならできると信じて治療することが出来ました。

 

この度の妊娠・出産は京野アートクリニックの皆さま、職場、支えてくれた夫、両親に感謝の気持ちでいっぱいです。

周りの方たちに支えられ、助けられ、今こうして育児していることを大切に過ごしています。

 

妊娠中は流産のトラウマから検診は一人で行くことが出来ませんでしたが、

先生からの順調ですよ、赤ちゃん元気ですよの言葉で安心することが出来ました。

 

よく、頑張りすぎるとストレスになりよくないと言いますが、私は常に妊娠することだけにいっぱいで、

試せるものはとことん試しました。精神の弱い私はストレスだらけだったと思います。でも、こうして妊娠・出産できたのも

最後はすべて自分にプラスになっていたと思います。

 

京野アートクリニックの環境、技術は申し分ないと思います。

後は授かりたいという気持ちだけに精一杯向き合うことだと思います。

(お手紙はここまで)

 

繰り返しになりますが、不妊は気づいたその日から、未来のことがぼやけてしまうほど不安を想起させます。

そうした中で、私たち医療者は、できる限りのサポートを約束いたしますが、私達だけではすべてを支えきれません。

パートナーやご家族、職場の方々の協力をまさに手に入れ、前向きに取り組まれたことが素晴らしかったと思います。

 

患者さんと一緒に向き合い、「一人でも多く、一日でも早い妊娠のサポート」をこれからも続けていきます。

素敵なお手紙をありがとうございました!

 

妊活や不妊治療中の対人関係については、以下にもありますのでご確認ください。

 

【完結編】妊活中の周りの人との付き合い方

妊活ノート編集部

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